英語達人列伝II-かくも気高き、日本人の英語 (中公新書 2738)
- 中央公論新社 (2023年2月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121027382
作品紹介・あらすじ
「英語は学習成功者に学ぶべし」。この鉄則は揺らぐことはない。紹介する嘉納治五郎、夏目漱石、南方熊楠、國弘正雄、山内久明ら8人の〈達人〉は、工夫と努力によって日本に居ながらにして、英語力の基礎を築き上げた。彼らはまた日本文化への貢献でも秀でた存在だ。本書は、〈達人〉たちの英語習得法を紹介するが、それは「英語使い」になる明らかな道筋だ。その過程は、英語受容をめぐる格闘の歴史でもある。
感想・レビュー・書評
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Webに英語情報は溢れかえっているが、自動翻訳の急激な進歩は、今後、英語を原文のまま自ら読むような暇な人を、さらに絶滅危惧種に追い込むのではないだろうか。
また、伝統的なプロの文筆家(再読熟読に耐える文章を書く人)のアウトプットに触れることも、意識的に実行しなければ、ますますレアになりそうだ。
人文系の学識者が、現状に危機感を感じているのは、そういうところかな? -
本書に出てくる英語の達人に脱帽。
能力はいうまでもないが、年齢に関係なく英語に情熱をかけて時間を割けるか。 -
【請求記号:830 サ 2】
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前書きによると,前著が出てもう20年だという.そうかもう20年か.月日の経つのはすこぶる早い.次の20年には私はいなくなるかもしれないなぁ.
取り上げられているのは次の方達.
嘉納治五郎,夏目漱石,南方熊楠,杉本鉞子,勝俣銓吉郎,朱牟田夏雄,國弘正雄,
山内久明.
前著に登場した世代よりも後の方が多いし,前著で取り上げられた人たちより教育が行き届いている時代に生きたこともあり,現代につながる東大出の天才,秀才も中にはいて,前著のメンバーとは印象がずいぶん違う. -
先人たちがどのように英語を取得していったかよくわかった
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東2法経図・6F開架:B1/5/2738/K