バロック美術-西洋文化の爛熟 (中公新書 2776)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121027764

作品紹介・あらすじ

17世紀ヨーロッパで流行した豪壮華麗なバロック様式。誕生から終焉までの軌跡を、絵画・彫刻・建築の名作紹介とともにたどる。

感想・レビュー・書評

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  • バロック美術についての歴史というか通史のイメージでいたら、絵のテーマに分けて、それらの変遷を述べる形をしているので、分かりやすい部分と分かりにくい部分が。
    テーマを絞ると確かに見えやすくはなる。
    一方で画家や歴史の話が他のテーマに跨ることもあるので混乱もするという。
    また絵や彫刻の写真はそれなりにあるが、絵の読み解き本ではないので、絵に対する細かい解釈はあまりなし。
    何なら作中でタイトルを出しておきながら写真での紹介がないものも多数あるので、何かこう痒いところに手が届かない感じはした。
    ただ本の中でも言及があったとおり、バロック美術に焦点を絞った本はあまりお見かけしないので、それを一気に読めたのは興味深かった。

    読んでいて思ったのは、美術史初心者向きではなく、ある程度画家や絵画についての基礎知識がある人向けな本だなと。
    結構小難しかったので。
    個人的には大好きなレンブラントやフェルメールの話が一番印象に残っています。

  • ふむ

  • 写真が解説ページに載っていたらありがたかったかな

  • バロック美術研究の決定版。新書にふさわしくない、妥協なき学術的記述。
    テーマ別の構成はよみやすい。図版はカラーだが、小さく感じた。
    学術書だから、気軽に読み進める本ではなかった。

  • 東2法経図・6F開架:B1/5/2776/K

  • 17世紀ヨーロッパで流行した豪壮華麗なバロック様式。誕生から終焉までの軌跡を、絵画・彫刻・建築の名作紹介とともにたどる。

  • 【請求記号:702 ミ】

  • バロック美術の歴史がよくわかった

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著者プロフィール

宮下 規久朗(みやした・きくろう):美術史家、神戸大学大学院人文学研究科教授。1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒、同大学院修了。『カラヴァッジョーー聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞など受賞。他の著書に、『バロック美術の成立』(山川出版社)、『食べる西洋美術史』、『ウォーホルの芸術』、『美術の力』(以上、光文社新書)、『カラヴァッジョへの旅』(角川選書)、『モチーフで読む美術史』『しぐさで読む美術史』(以上、ちくま文庫)、『ヴェネツィア』(岩波新書)、『闇の美術史』、『聖と俗 分断と架橋の美術史』(以上、岩波書店)、『そのとき、西洋では』(小学館)、『一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》』(ちくまプリマー新書)、『聖母の美術全史』(ちくま新書)、『バロック美術――西欧文化の爛熟』(中公新書)など多数。

「2024年 『日本の裸体芸術 刺青からヌードへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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