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- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121100139
作品紹介・あらすじ
ハイエクは資本主義や自由市場の擁護者であるのと同時に、その弱点に対する忌憚のない批判者であった。また、「保守主義」とは一線を画す思想家であった。本書は21世紀における新しいハイエク像を提示する。
感想・レビュー・書評
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ハイエク=自由主義者と定義した上で、ハイエクが全体主義・社会主義・保守主義者ではなかったと明確に論じる。
ハイエクが自由主義の立場を取った背景には、
市場による自制的秩序への心棒がある。市場による自制的秩序
形成のためにはルールが求められるわけでありここに
新自由主義的なリヴァタリアニズムとはまた異なるところだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自由の大思想家ハイエクの研究は政治経済、法学、社会哲学など多岐にわたります。そのエッセンスを効率的にまとめたのが本書です。
「自由の条件」などの原著を読む時間やコスト、何より頭脳がないぼくにはありがたかったです。
ハイエクは最大限、知識が不完全な「あまり強くない個人」の自由を尊重しました。それは文明の発展がエリートや英雄によってもたらされたものではなく、長年にわったて無数の人々の試行錯誤によって生み出された結果だとみなしたからです。
ハイエクの思想に感動しました。 -
ハイエクの思想をコンパクトにまとめた本。難解で大部にわたるハイエクの著作を手軽にまとめたものとして便利ではあるが、コンパクトに過ぎる嫌いも感じる。
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