- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121101235
作品紹介・あらすじ
光で像を刻む! ニエプスによる実験成功から二〇〇年、常時接続されたカメラが見つめる日常は、刻一刻と「写真化」している。撮られる世界のほうが、撮る人間のことをよく知っている画像の世紀に、撮るべきものはまだ残っているだろうか。コロナウイルスの世界的流行が問う〈距離〉、再考を迫られる〈他者〉との関係、不透明な未来を前に〈歴史〉の鏡を探りつつ、その始まりから最先端までを、社会のなかに深堀りする写真論の挑戦。
感想・レビュー・書評
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210
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ソーシャルディスタンスやカメラの偏在性、黒人写真史など、各論のテーマは面白いんだけど、掘り下げが甘いというか全体として散漫な印象。
写真論ってこの人に限らず、美術史の観点でも技術の観点でも中途半端で、都合のいいところだけ社会学を引いてきたり、こういうものになりがちな気がする。 -
ニエプスによる実験成功から二〇〇年、撮られる世界のほうが撮る人間をよく知っている画像の世紀に、撮るべきものは残っているのか。