ブランドビジネス: 成功と失敗を分けたもの (中公新書ラクレ 240)
- 中央公論新社 (2007年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121502407
作品紹介・あらすじ
ブランドとは目には見えないとらえ難い概念。個人個人が頭の中に持っているものだ。それを顕在化させるための要因とは。専門用語を避けて「ブランド力」の秘密に迫った画期的な本。
感想・レビュー・書評
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ブランドがブランドなり得るための要素であったり、天上天下唯我独尊であるべきといったことをわかりやすく書いてくれている。
ブランドがもたらす恩恵であったり、使い方を誤ったときの危険性についても述べている。
ブランドの全般的なことについて触れているので、これを読んだら次はそれぞれのブランドの生い立ちとかコンセプトに関して興味が湧いてきた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブランドの概念からファッション業界、ブランドのマーケティング的な話、経営面からの話、などなど。ブランドに携わろうとしている人に向けてかかれているように思う。
ややごちゃっと詰め込まれたように感じてしまったが、なかなか面白い点も。
例えば、ライセンス契約の話。全然知らなかった。
フランス・イタリア・日本のそれぞれの慣習と考え方とブランド・ファッションの在り方の違いの話。フランスって本当にいいイメージをもっているのね。ブランド戦略に恵まれているのだ。国としても押しているのも戦略的ね。
あと、ニーズなどないってなってたけど、確かにそう。ブランドなんて、なくてもいいものなのだから。いいイメージだったり、本書でいう「香り」。もちろん、ブランドの中には高品質だから高いものもあるし、ユニクロのように安価で良質とかもあるけど、いわゆる必要以上に「香り」の点で値がはるブランド品には騙されないようにしたいな、というのが私自身の考えである。 -
今となっては少し古い内容。しかし、内容的には共感できるものが多かった。日本は「ブランド」というものがいまいち確立できていない気がする。