マンガ - コサインなんて人生に関係ないと思った人のための数学のはなし (中公新書ラクレ 499)
- 中央公論新社 (2014年6月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121504999
作品紹介・あらすじ
職場や恋愛など日常シーンを舞台に、数学の美しさ、魅力を体感!確率、円周率、素数など義務教育の範囲から、黄金比、フィボナッチ数列といった話題まで1テーマ1話完結。初心者にもやさしい解説文つき。理系イラストレーターが贈る、数学愛あふれるコミックエッセイ。
感想・レビュー・書評
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数学は苦手。
でも、幾何学模様は大好きです。
幾何学模様の本を読んでいると出てくる数学用語・・
軽い文章で本になってないかなーと思っていたら、
これこれ。こういう本を探していたのです!
かくも美しい数学の世界!
その浪漫に、読みながらどきどきしていました。
自然の真理の入口へ、案内してくれる本。
理解力が足りなくて、読んだけどわからないことだらけですが、いいんです。
少しずつ理解していこう。
素数が現れるルール・・非対称や不完全の美しさがありますね!
いまも誰かが探しているのかしら。そわそわするーー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この手の数学本、とっても好きです。
バーコード、神様がいるのか確率論、など、興味深くてあっという間に読了でした。 -
本屋で目に止まって適当に買ったので、数学の専門家がマンガも織り交ぜて書いた数学啓蒙本かと思ったら、本職のマンガ家の人が書いたマンガ+数学コラム集だった。
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数学は美しければいい、という数学者の世界観に触れることができる
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詰め込み教育って必要だと思うが、
そこは否定しないが、
そこに「楽しさ」が追加されれば、
算数にしても、数学にしてももっと楽しくなるのにと思う。
数学が日常でどのように役立っているのか、
そういう授業があってもいいのにね。
数学の意義がわからない子供、
もしくは子供たちに数学を教える立場の人におすすめ。 -
こういう本は頭の整理された人しか書けないんだろうなぁ。
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広くもなく深くもない日常。
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テーマごとに、導入マンガ→解説、という構成。構成や内容は普通なんだけど、絵がきれいだし、「そこマンガ化するんだ。笑」って感じで、着目ポイントも面白かった。
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数学が身近な生活に様々応用されていることはよくわかった。考え方も少しはわかった。でも私自身がここから何かを生み出すことはなさそうだ....
丁度こういった数学を学んでいる世代が読みと少しはその後の勉強に影響あるのかな? -
漫画形式の部分も挟みつつ、
・宝くじを当てる確率
など、数学に関する覚え方や知識を教えてくれる作品。 -
2015/11/01図書館から借りた。
興味が持てるような身近な問題で面白い。内容を理解するのがちとしんどいが、最後まで楽しく読めた。 -
マンガ1ページと解説。マンガが直接関係するかというと微妙なところもあるけど,ほどよく抜きになって読み進めやすくはなってる気がする。後半,著者の書き口がだんだん熱くなってきてるように思えるのがちょっと面白い。
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サインコサインだけでなく、数学的に面白いトピックが短い漫画と共に紹介される。
個人的に面白くかつイメージが伝わってきたのがヒルベルトホテルの回。
漫画を読んでも「ん?これのどこに数学?」と一瞬、思うが、本文を読んでいくと得心がいくのも良い。
数学嫌いを克服できそうな良書。
続編があれば絶対に買うだろう。 -
登録番号:11353 分類番号:410.4タ
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2015/04/15開催の若手ビブリオバトル@雑司ヶ谷で紹介された本⑨。ですが、手に入れることが出来たのは1ヶ月後でした。。。ジュンク堂でようやく在庫を発見して購入して読んだ次第。
ビブリオバトルでの紹介者の言通り、「数学と聞いてジンマシンが出る人に勧めたい」本ですね。マンガも交えていてサクサク読めます。だいたい1章4ページから8ページ程度ですが、その中で「確率論」「虚数とは何か」「黄金比って?」、そして表題にある「コサインって人生の役に立つの?」という話までサクサクと斬っていきます。
多分筆者は数論とか、そっちの方を専門的に学んでいた気がしますがどうでしょう(余りにも話のチョイスが数論近辺に偏っていたので)。でもそういう私の傾向読みとかどうでもいいです!「分かりやすく伝えられたら先生苦労しねーよ!」と毎日教師が頭を抱えて悩んでいる数学を平易に、読みやすく馴染みの深い題材を使いながら伝えている点では非常にいい本だと思います。 -
三角関数はは多少使うけど。。。
高校の途中まで数学が好きで得意だったけど、この本読み進めると、対数はあやしい、素数も。黄金比って?? 虚数に至っては自信もてない。
読み終えるのに時間がかかってしまった。 -
とても読みやすい。数学の内容に飽きたと思うタイミングでマンガが入っていて、ついつい読み進めてしまう。
また、内容も、日常生活の裏に隠れた数学を紹介していて、小話としても楽しめる。 -
漫画が読みやすい。
数学的にふむふむ話が漫画、エッセイとして描かれている。
数学に踏み込みたい人はこの本を飛ばした方がいい。数学が嫌いだけど好奇心があり情緒豊かな人はこの本を読んで少し数学の奥深さを感じられるかくらい。
いずれにせよ、数学というテーマは物凄く深いものなので、本書の位置づけも難しいものになるのだと思うけど、テーマの選び方、絵の見やすさ、エッセイの内容はすっきりしていて読みやすい。 -
数学の話は面白かったが、マンガはとってつけたようなものが多かった。もう少し本文と関係あるか、あるいは無くてもよかった気がする。