中国の世界遺産を旅する - 響き合う歴史と文化 (中公新書ラクレ 623)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121506238

作品紹介・あらすじ

悠久の歴史を誇る中国には、その文化や思想の精華である世界遺産が数多く存在する。本書ではそのうち七件を精選、歴史的背景をふまえながら、それぞれの史跡をたどってみたい。
兵馬俑の真の凄さとは何か。殷墟から出た甲骨は何を語るのか。敦煌文書で明らかになった古代の思想とは。歴史を書き換えた新発見も数多い、世界遺産をめぐる旅にでかけよう。

はじめに
第一章 殷墟――漢字と思想の源流  
第二章 孔子廟――儒教と孔子のふるさと  
第三章 兵馬俑と始皇帝陵――始皇帝の野望  
第四章 万里の長城――国防意識の体現
第五章 泰山――聖なる山 
第六章 敦煌――シルクロードの夢
第七章 明の十三陵――発見された地下宮殿
おわりに

感想・レビュー・書評

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  • 著名な中国の世界遺産を抜粋して、それらの歴史的背景を案内する。旅する、とタイトルにあるが基本的に史実の紹介が主で、旅行ガイド的な内容は限定的。具体的に役立ちそうだったのは、幾つもある万里の長城スポットのランク付け。行きやすさや穴場など、都合に合わせた観光の手引きになりそう。それにしても、あの兵馬俑すら発見から50年も経っていない事実を鑑みると、将来の発掘技術の進歩にともない、中国にはまだまだ大発見の余地があり、皇帝陵の発掘がなされていない現状も、かえって期待が膨らむ(盗掘が先んじる課題があるが)。本書で取り上げられた史跡はほんの初歩なのだろう。

  • 中国の世界遺産の中から、兵馬俑をはじめ日本人になじみ深い7件を精選。歴史や思想的背景、旅行時の楽しみ方を詳しく紹介する。

  • 東2法経図・6F開架 B1/5A/623/K

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著者プロフィール

大阪大学大学院文学研究科教授

「2016年 『増補改訂版 懐徳堂事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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