裏切り者は顔に出る-上司、顧客、家族のホンネは「表情」から読み解ける (中公新書ラクレ 754)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121507549

作品紹介・あらすじ

0.5秒だけ表れる無意識の「微表情」から、相手のホンネを見抜く。犯罪捜査にも協力してきた著者が、ウソを見抜く技術を披露する!

・ 米軍やFBI、CIA等で駆使されている微表情検知スキル

・ 金正恩がトランプに見せた軽蔑のサイン

・ 世界共通七つの表情

・ 会議についていけていないのは誰?

・ 「モナリザ」は何を考えていたのか?

・ 船場吉兆の会見で観られた「意外」なボディーランゲージ

・ 本音を引き出す「七つの質問」

・ スパイに口を割らせる!?――シャーフ・テクニック本邦初公開

・ 離婚率九〇パーセントの表情

・ 営業・商談・交渉……ビジネスで活きるテクニック

・ 美味しい表情は無表情!?

・ 部下からの突然の退職願。「大丈夫です!」は要注意

・ 感情認識AIの落とし穴

・ 犬とのコミュニケーション

……ほか。

感想・レビュー・書評

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  • 人間の顔「微表情」で感情を読み取る技(0.5秒の動き)は簡単ではない。だが、特に芸能人の「作り笑顔」「作り美味しさ」などTVでも観察訓練すれば見抜けるかもしれない。 やはり人の顔にはそれなりの感情変化があり「顔に出る」ということだ。特に「口、眉、瞼」の動きで察しできるという。概ね表情はその人の性格を表していると思う。子供・動物が感じる人間の表情は合わせて参考になる。

  • 著者は顔の微表情読解の専門家。
    顔の表情から嘘をついているかを読み取るという触れ込みだが、生理学的な裏付けが記載されているわけではなく、内容をどう思うかは読者しだいだろう。例に出ている顔の写真も編集用のやらせの顔と思われ、実生活でここまで顕著な顔を見たことはあまりない。
    とはいうものの環境を整えることによって嘘がつきにくくなる環境を作り出すという点は興味深い。1.は抑止のために顔や目のイラストや写真を貼るというもの。2.は体と生活圏を清潔に保つことや、嫌悪感を払拭するもの(きれいな風景の写真やアロマを炊くなど)を身近に置くもの。

  • 裏切り者は顔に出る-上司、顧客、家族のホンネは「表情」から読み解ける。清水 建二先生の著書。表情は人格を表す。表情は人間関係を良くも悪くも左右する。裏切り者は表情に出る。表情を間違えると裏切り者ではなくても裏切り者であるとされるかもしれない。表情を間違えると不必要に敵を増やしたり嫌われたりするかもしれない。嫌われることを怖がる必要なんてないけれど。

  • 本書に沿って表情を読むため、相手の理解度を押し測るためには、対面コミュニケーションが重要だと思う。また、本書でシャーフ・テクニックという言葉を始めて知った。

  • 科学的に見ています。ただ、難しいですが。

  • 犯罪者を見破るというよりは、表情から相手の心理を読み取りコミュニケーションをとるという本でした。

    特に営業や交渉、面接などに携わる人にとっては役立つ内容だと思います。
    相手の言葉だけでなく表情から本音を読み解き、交渉やコミュニケーションを上手にとり、有意に進めていくための方法が紹介されています。

    また具体例も示されているので場面が浮かびやすいので、読みやすく理解もしやすい内容でした。

  • 東2法経図・6F開架:B1/5A/754/K

  • タイトルと表紙に興味をひかれて購入、表情やジェスチャー、会話から相手の心理を見抜くテクニックが解説された一冊。普段人と人が接する中で、誰もが一瞬(1秒~0.5秒)だけ表情が変わるタイミングがあり、これを微表情という、この表情にはパターンがあり、このパターンを把握することで人の裏側に潜んだ感情を推測できる。FBIやCIAや日本の警察でも使われている技術であり、知っていれば生きて行く上で役に立ちそうな技術が多かった。

  • 0.5秒だけ表れる無意識の「微表情」から相手の心理がわかる。犯罪捜査にも協力してきた著者が、ウソを見抜く技術を披露する!

  •  面白い研究で好奇心は満たせるが、癖がつよい本。この本を読んだ人が「ウソを見抜く」ことを(実用的なレベルで)使いこなせるのかは不明だ。普通の会話でも大変なのに。
     著者はビジネス系メディアへの寄せたとおる記事で、コミュ力に絡めて「眉間にシワを寄せて話し手の反応を見ろ」とか香ばしいことをおっしゃってる。
     それは単に「察する」のが得意な人をあぶり出すフィルターにすぎないのではないか、とモヤモヤしている。むしろ、「分かりません」→「では別の観点から説明します」と言語化できるように両者が努めている対話の方が、より確実で健全だと思う。
    [https://president.jp/articles/amp/55581?page=1]


    【書誌情報】
    著者:清水建二[シミズ・ケンジ](1982-) (株)空気を読むを科学する研究所 代表取締役。
     [https://microexpressions.jp/]
    表紙:木原 歩
    刊行日:2022/2/9
    判型:新書判
    ページ数:256ページ
    定価:946円(10%税込)
    ISBN:978-4-12-150754-9

     「微表情」とは、0.5秒だけ人の顔に表れる無意識の表情。この微表情は、文化や民族、性別、年齢、時代、さらには生まれつき目が見えるか否かを問わず、私たちの顔に表れる。この微表情を読みとる技術は、科学を下地にした全く新しいコミュニケーション・スキルだ。犯罪捜査にも協力してきた著者が、その真髄を披露する!
    https://www.chuko.co.jp/laclef/2022/02/150754.html

    【簡易目次】
    第1章 「微表情」とは?(自殺願望を見抜け;米軍やFBI、CIA等で駆使されている微表情検知スキル ほか)
    第2章 人類共通の表情、異なる表情(なぜ表情に注目するのか?;万国共通七つの表情 ほか)
    第3章 ジェスチャーを見抜く(ボディーランゲージにまつわる大きな誤解;船場吉兆の会見で観られた「意外」なボディーランゲージ ほか)
    第4章 会話から漏れる心理(声に込められる感情と心理;感情はどのように声に表れるのか? ほか)
    第5章 日常に潜む危険サイン(離婚率九〇パーセントの表情;子どものウソは泥棒の始まり? ほか)

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著者プロフィール

1955年東京都浅草生まれ。作家・文筆業。KEN’S ENGLISH INSTITUTE代表取締役。埼玉県立越谷北高校を卒業後、上智大学文学部英文学科に進む。ガイド通訳士、進学の名門・県立浦和高校、越谷南高校、川口高校、三郷高校、草加高校、草加南高校などで教鞭を執る。高校教諭時代は、基礎から上級まで、わかりやすくユニークな教え方に定評があり、生徒たちからは「シミケン」の愛称で絶大な人気を博した。著書に、シリーズ累計90万部の「英単語の語源図鑑」(かんき出版・共著)、シリーズ累計40万部突破の「英会話1秒レッスン」(成美文庫)、「くらべてわかる英単語」(大和書房)など90冊を超える。趣味は陸マイラーとしてファーストクラスで行く海外旅行・食べ歩き・ジョギング。2017年より5年連続、朝日ウィークリーでコラムを連載。

「2021年 『語源とイラストで覚える理系英単語BOOK』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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