幸福論 (中公クラシックス W 91)

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  • 中央公論新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121601704

感想・レビュー・書評

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  • 「幸せのために行動するから、人は幸せになれる」
    エッセイ形式で読みやすくはなっていますが、やはり訳書なので日本人には正確に理解できない比喩や表現がたくさんあります。
    ただ、アランが一貫して伝えたいのは先に書いたこの一文に尽きます。思考と肉体の関係。シンプルなテーマを取り上げた良書だと思います。

  • 意志を抱かなければ幸福にはなれない。幸福は外部でなく己の手の内にある。夫婦、友情、絶望、死など身近なテーマについて実践的に捉えた不滅の珠玉のエッセイ集。

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著者プロフィール

1868-1951。本名Emile Auguste Chartier。ノルマンディーに生れ、ミシュレのリセ時代に哲学者J・ラニョーの講義を通して、スピノザ、プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル等を学ぶ。エコール・ノルマル卒業後、ルーアン、アンリ4世校などのリセで65歳まで教育に携る。ルーアン時代に「ラ・デペーシュ・ド・ルーアン」紙に「日曜日のプロポ」を書きはじめたのが、彼のプロポ(語録)形式の初めである。アランの人と著書については、アンドレ・モーロワの『アラン』(佐貫健訳、みすず書房、1964)に詳しい。邦訳されたものとして、『定義集』(森有正訳、1988)、『デカルト』(桑原武夫・野田又夫訳、1971)『プロポ』1・2(山崎庸一郎訳、2000、2003)『アラン 芸術について』(山崎庸一郎編訳、2004)『小さな哲学史』(橋本由美子訳、2008、いずれもみすず書房)などがある。

「2019年 『定義集 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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