アルファベット26講 (中公文庫 M 311)

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  • 中央公論新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122013490

感想・レビュー・書評

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  • 1話5ページほど、それがabcに沿って26話+αで構成されています。
    短編集なので気楽に読めるかな、と手に取ったのですが緩やかな話の中にも考えさせられるものもあり、谷川俊太郎と私自身の価値観の違いにも触れられます(もちろん時代の差によるものもありますが)。
    この本を通して新たな物の見方に出会えました。
    毎日3話ずつ読む、など決めて日々の楽しみにするのも良いと思います。

  • 詩人はユルいからいい。そんなこと考えてたのかと、あらぬ角度から、事象を描写する。ABC順に単語を選んだ評論。hourの項には助けられた。どこ向かうことなく、全てと向かう。一つでない答えの中の、明日使う一つに触れる幸せ。

  • アルファベットA to Zを頭文字に持つ、いたってシンプルな26の言葉からは想像もつかないくらい極上の26(最後にあとがきが「&」で締めくくられており正確には27)のエッセイ。
    一つの言葉に対し、色々な方面から鋭角に突き刺す、詩人の見方であったりその角度であったりが素晴らしいと思う。「Q」の章で語られたquestionが印象に残る。問うこと、答えること、「問題意識」を持つという違和感を改めて考えさせられた。

  • 谷川さんによる、26個のアルファベットと26個のエッセイ。
    20代の頃に書いたものらしく、初々しい雰囲気。

  • 谷川さんがアルファベットを一文字ずつ取り上げて、その文字についてひとつ単語を上げ、説明していく、という感じです。
    気軽に読めて、面白いですよ。

  • 2008/5/22購入

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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