- Amazon.co.jp ・マンガ (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122026605
感想・レビュー・書評
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高校生活はまだ残っている。卒業試験。上京。雑誌社へ持ち込んだ力作。あこがれのあの人との再会。日帰りでの帰郷。クラスメイトの死。友も就職を決める。2人は会社勤めをすることになる、志を保ったまま。…巣立ち直前の関門。その後、何が待ち受けているかはわかっていない。夢を抱く。可能性を追求する。やれることをやる。不安が先行する。まだ、完成されていない精神の中、揺れ動く気持ち。…思い出になったときに考える。人生をやり直せたら、その過程はどう乗り越えるだろう。あの時があって、今がある。
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どれくらい脚色したのか分からないけど、人の人生そのままだけでこんなに面白いのだろうか。あまりにもすごい。
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藤子不二雄、最初で最後の長編「ユートピア」制作風景はこんな感じだったんだ、と感動してしまう。そして手塚先生が登場すると一気に絵柄が変わるところもリスペクトがにじみ出ていていい。
本巻で才野と満賀は高校を卒業。次巻からはサラリーマンをしながらの漫画制作になるんだと思うが、この青臭くもアツい時代は終わったと思うと寂しい。たぶん本作もこのあたりがピークなんじゃないかと思ったりするが、トキワ荘もアツいんだろうか。 -
高校卒業間際の2人、漫画に対するモチベーションが下がり気味の満賀氏。
そんな中、昔の同級生の漫画をみつける。
高校時代の憧れであり、応援団だった女の子の別れ、
自らの長編「ユートピア」を持って上京する話など、
思わずジーンとしてしまう。
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(目次)
立志編
激画
拳銃魔
試験前夜
最後の一週間
東京へ
上野公園の朝
雑誌社
判決
運命のみちびき
運命の予感
部屋の灯
誓い
涙
訣別
巣立ち -
おもしろいなぁ。どんなにしょぼくても漫画を描いたことのある人にはあの二人が描いた100ページの漫画のすごさが分かると思う。地道にコツコツと描いていくことの大変さ、そして困難さ。そしてとうとう社会人となったみちお。辛そうな日々が始まりそうな感じだけど一体どうなっていくのか
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今や世界に誇る日本文化=漫画・アニメ。
その礎を築いた藤子不二雄氏A氏とトキワ荘に集う多くの仲間達。
藤子不二雄氏A氏による自叙伝的長編漫画の全14巻。
このシリーズの続きは、『愛…しりそめし頃に… 満賀道雄の青春』として、現在も執筆・連載されています。こちらも是非! -
高岡などを舞台とした作品です。
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立志編 激画 拳銃魔 試験前夜 最後の一週間 東京へ 上野公園の朝 雑誌社 判決 運命のみちびき 運命の予感 部屋の灯 誓い 涙 訣別 巣立ち