僕が20世紀と暮していた頃 (中公文庫 の 8-1)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122029149

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  • エッセイのようで少し小説のような、不思議な読後感の本。著者である野田秀樹氏が、2035年に80歳となって20世紀を懐古して孫に語っている、という体のテキストで、書かれたのは1993年頃。表されている20個の「20世紀」は、著者の子供の頃のものが多い感。そして何が凄いって、著者の書く「子供心」。幼き日の自分の心の動きを、大人の言葉で表していて、ものにはよるけどすごく腑に落ちる。そうか、あの時の自分の心はこうだったのか、それは大人目線ではこうだったのか、という発見が面白い。

著者プロフィール

2018年10月現在
東京芸術劇場芸術監督、多摩美術大学教授。
劇作家・演出家・役者。

「2018年 『野田秀樹×鎌田浩毅 劇空間を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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