葬制の起源 (中公文庫 お 57-1)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122029415

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  • 多様性に富む葬制
    屈葬、土葬、鳥葬、火葬etc
    それらの慣習が生まれるに至った背景を彼らの心理、思想、葬制の重なり合いなどから分析

    火葬のあとに残るものは死者の灰だけであり、そこから導き出されるのは肉体の徹底的な破壊。屈葬などにもみられる死者への畏怖があるのでは?

    火葬→灰流しというヒンドゥーの慣習は複葬になるのかな

  • 世界各地の葬制を比較分類し、それに一体どのような意味があるのかをまとめた本。新しい意見はなかったが、分かりやすくまとめてあっと良かった。

  • 葬送・・・人類の精神史の最重要課題の一つに正面から切り込む

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著者プロフィール

1929-2001年。東京生まれ。1952年東京大学経済学部卒業。1955-59年フランクフルト大学、ウィーン大学、ハーヴァード大学にて民族学を学ぶ。ウィーン大学にてDr.phil.を取得。東京大学教授、東京女子大学教授、日本民族学会会長、北海道立北方民族博物館館長等を歴任。毎日出版文化賞、朝日賞、福岡アジア文化賞受賞。著書に『東南アジア大陸諸民族の親族組織』『日本神話の起源』『稲作の神話』『葬制の起源』『日本神話の構造』『邪馬台国』『東と西 海と山』『銀河の道 虹の架け橋』など。他にも多くの著訳書がある。

「2019年 『神話学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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