カエサルを撃て (中公文庫)

  • 207人登録
  • 3.37評価
    • (10)
    • (27)
    • (51)
    • (7)
    • (2)
  • 26レビュー
著者 : 佐藤賢一
  • 中央公論新社 (2004年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122043602

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

カエサルを撃て (中公文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 歴史は勝者がつくると言われるように、『ガリア戦記』も勝者カエサルが記したもの。敗れたガリア側の視点で描かれるのは珍しい。

    ローマ総督ユリウス・カエサルvsガリア王ヴェルチンジェトリクス。
    ローマの英雄カエサルは、部下たちに「チビで女好きの禿げ親父」と陰口を叩かれ、ポンペイウスへの劣等感に悩む中年男。朗らかで人好きのする性格の裏で、周囲に細心の気を配り、空気を読むことでのし上がってきた。
    一方の若きガリア王は、光の神ルーゴスにも喩えられる美丈夫。若さゆえの不遜さで傍若無人に振舞いながらも、不思議な魅力で人心を掌握していく。

    英雄も初めから英雄だった訳ではない。年齢も性格も立場もまったく違う二人が、人間くさく悩み足掻きながらも突き進み、やがて英雄になっていく姿に引き込まれる。

    特に、失脚した父の想いを継ぎ、周りの期待を一身に背負うヴェルチンの孤独な闘いが哀しい。
    投降間際、ヴェルチンが妻エポナに見せた不器用な優しさ。最後の最後に心が通じた二人に少し救われる。

  • 長いけど、一回ガリア戦争について勉強してから読むと、入りやすいかもと思いました(._.)
    個人的にエポナかわいいです。

  • 時は紀元前52年若きガリア王ウェルキンゲトリクスは侵略するローマ総督カエサルに牙を剥く。所謂ガリア戦記がテーマ。本作品、ガリア王、カエサルだけでなくガリアの職人、ローマ兵士など視点を所々変えながら一つ一つの事実に当時の人物達の愛憎と破滅と希望を壮絶なる人間ドラマとして息吹を与える。更にカエサルを猜疑、嫉妬心が強く、ポンペイウスに劣等感を持つ禿げた冴えない中年男として描く事でより生々しい政治闘争の苦しみに深みを持たせている気がする。それにしても現場を見たかのような細かい情景、音や匂いまで感じる描写。脱帽♪~(´ε` )

  • ユリウス・カエサル

  • 序盤だけ読んだ。
    ひたすら下卑ていて、続きを読む気がなくなった。
    中盤になれば面白いのかもしれないけど、そこまで耐えられる気がしない。
    しばらく放置・・。。

  • 挫折した……
    主人公に感情移入出来なくて、読み続ける気力がなかった

  • カエサルに抵抗したガリアの偉大な首長、ウェルキンゲトリクスの話。歴史の敗者側で注目されにくいこの人物にスポットを当てて生き生きと描いている。ときどき出てくる過激な性描写は読者の範囲を狭めてもったいない気が・・

  • 世界史が全然分からないままに読んだ。
    カエサルは名前を聞いたことがある程度。
    ブルータスってのは「ブルータス、お前もか」のブルータスか?と思いつつ読んだがその場面は出て来ず。
    ウィキで調べるとやはりこのブルータスでした。
    カエサルのウィキペディアが面白かった。

    引用↓
    カエサルには「ハゲの女たらし」という異名があり、彼の軍団兵たちも凱旋式の際に「夫たちよ、妻を隠せ。薬缶頭(ハゲ)の女たらしのお通りだ」と叫んだ。

    最悪のあだ名である 笑。

    しかしカエサルは実は凄いおっさんだった。
    (普通は知ってるのでしょうが…)

    またウィキ引用↓
    イタリアの歴史の教科書には「指導者に求められる資質は、次の五つである。知性。説得力。肉体上の耐久力。自己制御の能力。持続する意志。カエサルだけが、この全てを持っていた。」との記述がある。
    ドイツのローマ法学者であるテオドール・モムゼンは「ローマが生んだ唯一の創造的天才」と評した。

    この小説はカエサルの生涯のほんの一部分でしかない。
    カエサルの書いたガリア戦記を元に作られた小説である。

    内容は歴史物というよりは、青春物の印象が強い。
    理想に邁進する青い若者と因循姑息な中年の、戦いと葛藤がテーマに描かれている。
    幕末の尊王攘夷VS江戸幕府みたいな感じが少しした。

    それにしても、出てくる女性が全員レイプされるので、女性の中には拒否反応を示す人がいるかもしれない。
    私はちょっとうんざりした。

  • まあまあ面白かった。エンターテイメント性が強すぎるきらいもあったけど(カエサルの妻をさらう、とか話にムリが…)、お話としては楽しめた。

  • ヴェルテン率いるガリアの戦いに対応する過程で、抜け毛を気にするしみったれたオヤジだったカエサルが指揮官として磨かれていく、というビックリな設定が佐藤氏らしい。ウェルテンに出会わなければさいは投げられなかった? ヴェルテンのキャラが、わがまま勝手で暴力的。実はそうみえて、不器用なだけのナイーブな彼なんです、、、なんてありがちなフォローもなく、とことん困った奴なのが面白い。

全26件中 1 - 10件を表示

カエサルを撃て (中公文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

カエサルを撃て (中公文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

カエサルを撃て (中公文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

カエサルを撃て (中公文庫)の単行本

カエサルを撃て (中公文庫)のKindle版

カエサルを撃て (中公文庫)の新書

ツイートする