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- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122048430
作品紹介・あらすじ
オックスフォードに行き、学問で身を立てることを夢見る青年、ジュード。貧困と結婚生活の失敗によって何重にも挫折していく若者を赤裸々に描き、発表当時非難の限りをあびたこの作品を最後に、ハーディは筆を折った。全二巻。
感想・レビュー・書評
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(下巻に書く予定)
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真の愛(素直な愛情の気持ち)を貫こうと、信仰、道徳、世間、法律、打算などとの摩擦や葛藤を生じさせ、しかし結局、苦境に陥っていく男女(特に青年ジュード)の悲劇を描いている。より簡潔に言えば、ホンネとタテマエ、肉と魂との間の葛藤。葛藤の深さ、悲劇性の高さはなかなかなのだけど、いかんせん前提となっている道徳や価値観などが(やむを得ないとは言え)現在と違いすぎるのが、話のリアリティを減じさせ、若干昼ドラっぽさを感じさせてしまっている。
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