黒い本 (中公文庫)

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制作 : Lawrence Durrell  河野 一郎 
  • 中央公論新社 (2007年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122048621

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黒い本 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • うーん、難しかった。というか、読むのにものすごく集中力が必要でした。気を抜くと何を読んでるのかわからなくなる。かといって集中してても何読んでるのか実はよくわからない(苦笑)一般的な小説にある物語らしきものはほとんどないので、逆に言えばどの部分を拾い読みしても、あるいは飛ばし読みしても、別に問題はないかもしれない。だってもともと連続性があまりないのだもの。

    そもそも語り手の「ぼく」が何者なのか、呼びかけられてる「おまえ」が誰なのかもよくわからず、唐突に出てくる登場人物との関係性も断片的なエピソードから読み取るしかなく、最初はもしかして多重人格者の妄想ではないかと思った。レジナホテルの住人も、グレゴリーの残した手記とやらも、全部「ぼく」の内面のことではないのかと。

    飛躍する思考回路、難解な比喩。「イメージの嘔吐」という言葉が文中にありましたが、まさにこの作品自体がそんな感じ。しかしだからといって、わからない=面白くない、ではなく、没頭するとそのイメージの奔流自体はとても面白いし、まあ一種のシュールレアリズムですよね。意味わからんなくても気になるし、好きか嫌いかと言われればそれが好きだったりする。何年か寝かしてみて、再読する元気があれば読み返してみたい。

  • 『チョーサーよ、シェイクスピアよ、くたばるがいい!この本によって宣言された、先駆的宇宙に栄光あれ!』byヘンリーミラー

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