- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122049581
感想・レビュー・書評
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やめたことはないけど本気でやめようと。
いつからこんなことに。
かなり根深いな。
もう焦がれた真理子さんはいないのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
急逝した親友の愛人から寄せられるアプローチに揺れる主人公の様子を著した「エリカ」は、彼女が抱く微妙な感情の動きが仔細に表現され、数々のサスペンスものを手掛けてきた作者ならではの心理的描写が際立つ。登場人物の関係性はアントニオーニが監督した「情事」にも通じ、シネフィルの小池真理子があの映画をモチーフとしたように思えなくもない。本作の主題とも言える「愛の不毛」を撮り続けたフィルムメーカーがアントニオーニであることを考えれば、両者の繋がりが見えてくる
世の中に溢れる数多の「愛」のなかに、まやかしではない真実の「愛」は一体どれくらい存在するのか。永遠に手には入らないと知りながらも、それを求めて止まないのはきっとエリカだけに限らないだろう -
40を過ぎて独身のエリカは親友蘭子の死を機に不倫相手の湯浅と出会う。湯浅の甘ったるい口説き文句に気障なサプライズ。愛してると言われる程に愛されていないと感じる。盗聴していた洸一に自分とは何かを尋ねる。誰もが不毛の愛に悩み、愛を求め愛し愛されようとしている。
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リーダブルなストーリーと細部まで美しい文章、恋とも言い難い割りきれない感情。
丁寧に書かれた小説でした。 -
同じ名前の本なのでいつもは読まないタイプの読んだけど読んでみた。本当の愛を見つけることができない人たちを描いていた。細かく心情が描かれていて共感できるところも割とあった。
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好きな作家なので読み始めたが、登場人物が胸糞悪くて、途中何度も放り出しそうになった。
どんでん返しがあることを期待して最後まで読んだが、正直不快。 -
バーガー亭の彼の愛はわからない。でもそういう愛もあるのかもしれない。