久遠 下: 刑事・鳴沢了 (中公文庫 と 25-13)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122050877

感想・レビュー・書評

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  • 前半のあれほど盛り上がりながら、最後はどうしてもダウンしてしまうことは毎度のこと。
    読み終えた後の爽快感の違いかな?
    それでも、また読みたくなるってことは作者の意図どおりかも?
    内容的にも文句なかったです。

    特にあの鳴沢が謝っているあたりがよかった。
    人間、変わらねばね。。

  • 長い長いシリーズの完結。
    最後はハッピーエンドでよかったけれど、鳴沢シリーズが終わってしまったのがさみしい。
    外伝も楽しみ。

  • ついに追われる側から追う側へ。
    今までの巻の集大成のように、培ってきた仲間が登場します。
    人ってやはり出会いを介して成長していく生き物なんだなーとか考えさせられます。

    それにしても終わり方は衝撃。

    この先どーなるんだ、この話は。

  • 鳴沢に乾杯!

  • ラスボスが分かりにくかったけど、ハッピーエンドだし良かった良かった。メタ表現にニヤリ。

  • 迫力があった。
    敵に向かっていく時、対峙する時。
    その先に何が起こるのか想像するハラハラドキドキ感が、(下)では最高潮に。
    刑事 鳴沢了シリーズ、最初から読んでみたい。

    2012.9.12

  • 【読間の感想】
     現在、7分の1程度。
    ついに検事・城戸南が登場。スピンオフ作品(?)も描かれる程の重要キャラ(のはず)なようなので、登場を心待ちにしていた。
     名前から、“若手の女性検事”かな?とおもっていたが・・・小太りな中年親父だったとは(笑)。

     しかし・・・【南=女性】というイメージを抱いてしまうのは、僕だけではないと信じる!!!!!!!(90年代に青春時代を過ごした人なら分かってくれるハズ)
    2012.07.03.書。

    【読了】
    黒幕、アイツだったか………(苦笑)。


    ついに、シリーズ完結してしまったよ………。楽しみが1つ減ってしまったが、仕方ないかな。全10作、楽しませてもらったし。

    “鳴沢の物語の結末”には、安堵、の一言。ようやく彼にも安らぎが(笑)。個人的には、牙とどうにかなって欲しかったところではあるが、まあ、納得はできる。

    海くんが好きだな。成長したなぁ、と………、兄か母かにでもなったように、彼の活躍を微笑ましく思いながら読んでしまった。

    検事・城戸南、いいキャラしてる!「神の領域」も。読まねば。

    ★4つ、9ポイント半。

    2012.07.04.了。



    人気シリーズの完結作………、描き終えた筆者はどんな心境なのだろう?
    「後書き」とか書いて欲しかった。

  • 鳴沢さん10作目。最後です。なんかもう、やられた。最後らしい、鳴沢さんらしい、事件だったし終わり方でした。鳴沢了の物語はこの後もどんどん続いていくんだよね。新しい人生が始まるね。なんといっても、長瀬さんには驚かされた…まさか、雪虫って。そうかそうか、そういうことだったのか、と。こういうとこ、ずるいなあ(笑)そして結局、わたしの大好きな鳴沢さんは優美の元へといってしまいました…このまま破局することを望んでたんだけどな…まあ、そうですよね、そんなわけないですよね。こうなることは、なんとなく分かってたけど、分かってたぶん、悔しいし悲しい…未だにわたしは鳴沢さんと優美の仲を認めていません…(笑)そしてそして、今回のお話にはもう、ファンにはたまらない、今までの登場人物が総出演で。なんか嬉しかったなあ。こういう感じ、好きだ。鳴沢さんはやっぱり、周りの人たちに恵まれてるよ。ひとりじゃないんだよ。敵は多いかもしれない、鳴沢さんの考え方ややり方を良く思わない人もたくさんいると思う。でも、そんな鳴沢さんの信念や正義に、歩み寄って、理解して、手を貸してくれる人たちもちゃんといる。鳴沢さんは本当に、幸せものだと思います。今まで失ったものはたくさんあったかもしれないけど、ちゃんと、得るものもある。そういう周りの人たちに支えられて、鳴沢さんは本当に成長したよね。ほんと。お疲れ様でした。これからも、鳴沢了らしく、刑事をやっていって欲しいと思う。今日もどこかで鳴沢さんは事件と向き合ってる。死ぬまで、刑事でいて欲しい。

    • hs19501112さん
      ついに読んでしまわれたのですね、最終作。自分はまだです(ずいぶん前に買ってはあるのだけれど)。


      ・・・さて、そろそろ、読まなきゃな...
      ついに読んでしまわれたのですね、最終作。自分はまだです(ずいぶん前に買ってはあるのだけれど)。


      ・・・さて、そろそろ、読まなきゃな・・・と、思わされたレビューでした。

      ・・・そっか、やっぱり、冴とはどうにもならなかったのね・・・。

      鳴沢了 という固有名詞、堂場さんの他シリーズでもたまに、名前だけ出てきてニンマリとさせられますよね。たいていは悪口ですが(苦笑)。
      2012/06/25
  • 前10巻のシリーズだが、刑事・鳴沢了は
    他の作品にも時には顔を出すことも…。
    この作品で、堂場瞬一ファンに…。
    大好きなシリーズで、新作を待ち焦がれていたが、「久遠」で完結。

    他に、アスリートシリーズもあるが、警察シリーズが面白くてまだ未読です。

  • 鳴沢了シリーズメンバー、勢揃いで豪華でした!

    誰が黒幕なのかは途中から何となくわかってしまったけど、
    シリーズ最後の物語としてふさわしい作品なんではないでしょうか!

    最後の最後、ちょっとやっつけな感じはしたけど
    ハッピーエンドで良かったです。


    そしてこの小説、長瀬が書いてるんですね 笑

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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