テースト・オブ・苦虫 3 (中公文庫 ま 35-4)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122051638

感想・レビュー・書評

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  • やはりこの人のエッセイはハズレがない。

  • とってもステキなマーチダさんの、痛快うくくなエッセイ集第3弾。

    人間の慢心の恐ろしさを説く「実るほど頭が反り返るあほんだらかな」、
    軟派になることができずについには絶望する若者にまで見放される「人間の絶望」、
    他人に嘗められやすい体質ゆえの苦悩をつづる「なめとったらあかんど」、
    マーチダさんの十八番である誤変換シリーズ「極悪なメール」、
    身も心もずたずたにされてしまう「傷だらけの青春」、
    最後の一行が秀逸すぎる「言い訳」、
    温泉玉子に翻弄される「納得したいなあ」、
    自他の区別のつかぬ人たちにまたしても翻弄される「あうときにはいつも自分のふたり」、精神の弱体化を促すスリッパ&サンダルを呪う「サンダルを禁止します」など。

    思わず「この人は何を書いているんだ、かっこワラ」みたくツッコミを入れたくなる文章が鏤められた、楽しい1冊です。

  • 人によって好き嫌いがハッキリと分れるだろうエッセイ。
    町田康氏の毒というか灰汁というか、そんなものが相変わらずしっかり出ている。
    「僕は心配性」「そんな長文載せられるかい」が面白かった。

    MVP:なし

  • 町田節に昏々とやられる。
    口八丁すぎて読んでる端から内容を忘れていく。
    けどおもしろい。

  • 坊ちゃんがね ぼちぼち行くから 散歩だね

    が好き

  • カバンにいつも入れておきたい本。

  • 2より面白かった。
    町田さんご本人(音楽とか)にも興味を惹かれた。

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著者プロフィール

町田 康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家。九六年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。二〇〇〇年「きれぎれ」で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数。

「2022年 『男の愛 たびだちの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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