双調平家物語8 - 保元の巻(承前) 平治の巻I (中公文庫 は 31-27)

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  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122052345

感想・レビュー・書評

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  • 毎日出版文化賞
    著者:橋本治(1948-、杉並区、作家)

  • ついに左府様がお亡くなりに。ちょっとツメが甘くていいキャラだったので残念です。最後までファザコンでした。

    信西が徐々に頭角をあらわして来ました。悪いです。たたきあげで成り上がって来た人ならではのしたたかさとアクの強さを感じます。清盛は何だか影が薄いです。ハラハラドキドキします。早く続きを読みたいです。

  • やばいです、がっつりはまってます。
    8巻に来て初めて、武士同士の戦になって、
    武士の名乗りとか読むと、その語調だけでぐっと世界に引き込まれます。
    電車待ちのホームで読み始めて、電車に乗り過ごしたことも3回。
    (特急乗り過ごしは痛かった。。。)

    フィクションかどうかは歴史に強くないのでわかりませんが、
    おもしろいことは確かです。
    大河ドラマですよ、ほんと。

  • 鳥羽院没後の世の乱れ:保元の乱。
    後白河帝と崇徳院。摂関家の父子兄弟の確執。
    仕える者によって、同族で戦わざるを得ない武士たち。
    悪左府:頼長も最期は哀れだった。
    摂関家の凋落。ほくそ笑む信西。
    戦さの場面になると、物語が動いてちょっとおもしろくなってきたなと思ってしまうのって人間の性?
    やっと半分。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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