双調平家物語8 - 保元の巻(承前) 平治の巻I (中公文庫 は 31-27)
- 中央公論新社 (2009年11月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122052345
感想・レビュー・書評
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毎日出版文化賞
著者:橋本治(1948-、杉並区、作家)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ついに左府様がお亡くなりに。ちょっとツメが甘くていいキャラだったので残念です。最後までファザコンでした。
信西が徐々に頭角をあらわして来ました。悪いです。たたきあげで成り上がって来た人ならではのしたたかさとアクの強さを感じます。清盛は何だか影が薄いです。ハラハラドキドキします。早く続きを読みたいです。 -
やばいです、がっつりはまってます。
8巻に来て初めて、武士同士の戦になって、
武士の名乗りとか読むと、その語調だけでぐっと世界に引き込まれます。
電車待ちのホームで読み始めて、電車に乗り過ごしたことも3回。
(特急乗り過ごしは痛かった。。。)
フィクションかどうかは歴史に強くないのでわかりませんが、
おもしろいことは確かです。
大河ドラマですよ、ほんと。 -
鳥羽院没後の世の乱れ:保元の乱。
後白河帝と崇徳院。摂関家の父子兄弟の確執。
仕える者によって、同族で戦わざるを得ない武士たち。
悪左府:頼長も最期は哀れだった。
摂関家の凋落。ほくそ笑む信西。
戦さの場面になると、物語が動いてちょっとおもしろくなってきたなと思ってしまうのって人間の性?
やっと半分。