繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫 い 74-13 警視庁捜査一課・貴島柊志)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 308
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122054912

感想・レビュー・書評

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  • 「繭の密室」という題の意味が最後の最後で分かるが、取ってつけたような感じ。主人公の貴島刑事に魅力がない。相手役の倉田刑事の方が面白いが、なんかがさつだなあ。連続殺人事件も無理やりつくり上げたようで、後味も悪い。新しい刑事小説の開拓のつもりだったが残念。

  • 3つの事件が発生して、ちょっと有り得ないなーと。
    時系列で言うとまずは、ゆかりのレイプ。

    その後、ゆかりが誘拐されたと見せかけて犯人たちを殺害しに行く。

    ゆかりの兄が江藤を疑い殺人未遂。
    なんとか生き残った江藤をゆかりが殺害する。

    江藤は糞やろうだとは思うけど、江藤の家庭も糞だったのである種被害者とも言えるけど、やっぱり糞だ。


    この本が好評のようやったので、このシリーズを読み始めたが前作の方が好き。



  • 2014.3.9読了。
    このシリーズ、3作目は読んでなくて、1、2作目とちょっとホラーっぽかったり、オカルトっぽいからこの4作目読んだら今邑さんはちょっとやめよーって思ったら、この4作目、面白かった!やっぱり3作目読んでみようと思った。
    読みやすいし分かりやすいし、一緒に推理できるし。この先がないと思うと残念です。

  • 重い話。
    復讐の連鎖とはいっても、ひとつは完全な逆恨みだけど。
    けれど、その犯人もある人物によってゆがめられた価値観と倫理観の持ち主だったわけで、本当の真犯人は逮捕されない……貴島(主人公の刑事)も存在に気付いていない……そのひとなのかもしれない。
    誘拐された女の子が車に乗ってしまうシーン。
    (私なら絶対しない!と思ってる人も多いだろうけど、案外、乗っちゃうらしいんだよね。
    家がすぐそこだから、見知った道だからと油断しないように。)
    女性が書いているからだろうか、リアルな恐怖を感じた。

    ホラーと本格派が同居したシリーズなのですが、今回はホラーというよりサイコホラーかな。
    ラストシーンの不気味な『繭』に戦慄する。

  • 3作目を飛ばしてしまった(;´Д`)。。

    これまでのシリーズに比べると
    やや劣る感じがする。

    でも、面白かったけどね。

  • ちょっと物足りなかったな。タイトルの所以を最後に触れてるが、なんかとってつけたような印象で、むしろなくてもよかったような…

  • 都内のマンションの飛び降り事件には他殺の疑いが出てきたが、その部屋は完全な密室状態だった。刑事・貴島は6年前の事件を思い出す。が、その事件の関係者も不可解な死に巻き込まれていた…。

    貴島刑事モノの4作目で、シリーズ最終作。どの作品も意外性にあふれ、ミステリーとしては優れていると思うけど、貴島刑事にいまひとつ魅力がないのが残念。シリーズに名前を冠するほどならもっとキャラを立てればいいのに…。
    (C)

  • 完全にミスリードされた感。なるほどなープロローグが本編の事件と同じ時間軸じゃなかったとはなあ。
    江藤は心底嫌な奴だと思っていたけど、エピローグ読むと…こりゃあ歪みもするわと思いました。江藤の母が怖いよ!そして弟も順調に…ああ。タイトルの本当の意味はエピローグで解る、と。

  • 貴島柊志シリーズの第4弾。
    今邑彩さんの作品にハマるようになったのは最近のこと。
    今年に入ってからかな? ひょっとしたら去年かもしれませんが。

    そんな中でもこのシリーズは結構好きです。
    まだ読み始めたばかりなので、読み進めるのが楽しみです!

  • 貴島シリーズ第4弾は純粋な推理物です。女子大学生誘拐事件と大学生殺人事件が同時に進んでいきます。話運びがとてもスムーズで一つ一つが無理なくするっと合致していきます。とても面白かったです。単純に見えそうでよく練られていると思いました。最後はやっぱり今邑さんらしい不気味な感じで終わります。悪意がどんどん連鎖していく怖さを感じます。

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