繭の密室 - 警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫 い 74-13 警視庁捜査一課・貴島柊志)
- 中央公論新社 (2011年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122054912
感想・レビュー・書評
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「繭の密室」という題の意味が最後の最後で分かるが、取ってつけたような感じ。主人公の貴島刑事に魅力がない。相手役の倉田刑事の方が面白いが、なんかがさつだなあ。連続殺人事件も無理やりつくり上げたようで、後味も悪い。新しい刑事小説の開拓のつもりだったが残念。
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2014.3.9読了。
このシリーズ、3作目は読んでなくて、1、2作目とちょっとホラーっぽかったり、オカルトっぽいからこの4作目読んだら今邑さんはちょっとやめよーって思ったら、この4作目、面白かった!やっぱり3作目読んでみようと思った。
読みやすいし分かりやすいし、一緒に推理できるし。この先がないと思うと残念です。 -
3作目を飛ばしてしまった(;´Д`)。。
これまでのシリーズに比べると
やや劣る感じがする。
でも、面白かったけどね。 -
ちょっと物足りなかったな。タイトルの所以を最後に触れてるが、なんかとってつけたような印象で、むしろなくてもよかったような…
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都内のマンションの飛び降り事件には他殺の疑いが出てきたが、その部屋は完全な密室状態だった。刑事・貴島は6年前の事件を思い出す。が、その事件の関係者も不可解な死に巻き込まれていた…。
貴島刑事モノの4作目で、シリーズ最終作。どの作品も意外性にあふれ、ミステリーとしては優れていると思うけど、貴島刑事にいまひとつ魅力がないのが残念。シリーズに名前を冠するほどならもっとキャラを立てればいいのに…。
(C) -
貴島シリーズ第4弾は純粋な推理物です。女子大学生誘拐事件と大学生殺人事件が同時に進んでいきます。話運びがとてもスムーズで一つ一つが無理なくするっと合致していきます。とても面白かったです。単純に見えそうでよく練られていると思いました。最後はやっぱり今邑さんらしい不気味な感じで終わります。悪意がどんどん連鎖していく怖さを感じます。