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- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122057357
作品紹介・あらすじ
保守思想について述べた本は少なくないが、古今の思想史の中に位置づけた本は決して多くはない。保守思想自体に体系化を拒む面があるからだ。本書はその数少ないうちの一書であり、入門書にして思想の深奥にまで触れた名著である。歴史の知恵が凝縮した保守という考えを、危機の時代にあって明晰に捉えた本書の価値は、いま極めて大きい。
感想・レビュー・書評
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陳腐な「私語り」をするが、過去に西部の「衆愚」を批判する姿勢にどうしても馴染めなかったことを思い出す。それは端的にこのぼくもまた「衆愚」でしかありえない(教養もないしエリートでもない)という自覚によるものだった。でも「いま」虚心に耳を傾けると、西部の思考はむしろその鋭すぎる切っ先を西部自身にも向けて徹底的に分析・解析しようと「葛藤」しているように読める。だからぼくはこの本をお手軽な保守思想の教科書としては読めない。西部が(クサい言い回しではなはだ恐縮だが)実存を賭けて論じきった渾身の論考の詰め合わせと読む
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お小遣い稼ぎにチョロチョロッと書きました的な。
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13/12/08。
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