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- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122058323
作品紹介・あらすじ
日本の文化は水の文化。そして、日本は「木を植える文化」の国である。米、酒、鮭、杉といった身近なものにも、人が自然に働きかけてきた苦心の歴史がある。先人たちが各地に残した歴史の跡を訪ね、そこに息づく知恵と思想を紹介する。自然環境が激変してゆく時期に、水を通して日本の未来を考えた心打つルポルタージュ。姉妹編に『水の文化史』。
感想・レビュー・書評
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安東氏は、前九年の役で源頼義に追われた安倍の貞任の子が起こしたと言われ、津軽十三湊を本拠にして一代王国を築いた。活動範囲は日本海、瀬戸内海、熊野地方に及び、揚子江を遡って中国と貿易を行い、インド、フィリピンにも進出した。朝鮮半島の鴨緑江の近くに安東という町があり、安藤氏の貿易基地だった。
灘の酒を吉野杉が支え、林業が発達した。東日本では秋田杉が主役で、銚子や野田の酒、醤油も支えられた。
縄文時代の鳥浜貝塚の周辺では、クリやクルミを造林していた。亀ヶ岡遺跡でもトチやクルミの造林の跡がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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