抗日遊撃戦争論 (中公文庫 モ 10-1)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122060326

作品紹介・あらすじ

偉大な建国者か。文化大革命等で惨禍をもたらした独裁者か。「革命は、暴動であり、一つの階級が他の階級を打倒する激烈な行動である」の一節で有名な「湖南省農民運動視察報告」に「抗日遊撃戦争の戦略問題」「文芸講話」、毛沢東思想の根幹を伝える三論文。

感想・レビュー・書評

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  •  軍人として、毛沢東が掲げた戦略および戦術が収録されている。毛沢東は遊撃戦、いわゆるゲリラ戦で日本軍に対抗した。毛沢東いわく、日本は小さくて強い国で、それに対して中国は大きくて弱い国と、それぞれの地政学的特徴を的確に把握している。その上で、個々人の兵力を、敵である日本のどこに集中すべきかを分析する。また、根拠地、つまり長引く戦争に備えて、インフラ整備を軽視しないのも戦略の特徴である。このように、的確な判断材料をもとに、日本と戦ったのである。

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