忘れ得ぬ人々と谷崎潤一郎 (中公文庫 た 87-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122060852

作品紹介・あらすじ

建築家辰野金吾を父に持ち、名随筆家としても知られる仏文学者が、同窓の谷崎、師として仰ぐ露伴・鴎外・漱石らとの思い出を綴る。昭和初期から戦後までに交流した多才な文学者の素顔や審美眼と学問への深い愛が浮かび上がる自伝的随想集。改造社版の同題本(選集第四巻昭和24年刊)を底本にした完全版を文庫化。

感想・レビュー・書評

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  •  先日、辰野 隆 氏 による「忘れ得ぬ人々と谷崎潤一郎」を読み終えました。
     新聞の書評欄で紹介されていたので、興味をもって読んでみた本です。
     著者の辰野隆氏は、東京駅・日本銀行本店等を設計した辰野金吾氏の息子で、三好達治・小林秀雄らを教え子にもつフランス文学者。本書は、そういった辰野氏が交流した作家・文学者・友人たちとの思い出を、氏一流の筆致で著した随想集です。
     ただ、読み終えての感想ですが、随筆といえども、本書を楽しむには、著者が言う近代日本の文芸苑における四天王、露伴・鴎外・漱石・潤一郎の作品は一通り読破しておく位の準備がなくてはだめなようです・・・

  •  辰野隆は、仏文学者で高名だが味のある自伝的な随想を著している。
     夏目漱石、森鴎外当、身近に接した人であることが強み、特に谷崎潤一郎は、一中、一高の同級生。
     若かりしときから文学の才能が飛びぬけていたことが
    数々のエピソードからわかる。

  • 私の読書の先生の小野寺記者の推薦です。
    アマゾンに注文しました。
    小野寺記者ですら漢和辞典を引きながら読んだ
    そうですから、ちょっと手ごわそうですね。
    (2015年03月10日)

    届きました。
    (2013年03月12日)

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