- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122061576
作品紹介・あらすじ
藤本弘氏とのコンビの共同ペンネーム「藤子不二雄」で漫画家デビューを果たして以来、歩み続けた漫画家人生六十余年!その寄り道回り道、波瀾万丈の「まんが道」をユーモアたっぷりに綴る。単行本『78歳いまだまんが道を…』刊行後の三年間を加筆、改題したファン待望の文庫版。
感想・レビュー・書評
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知っている話が多いので星4つにとどめた。
藤子A先生の著書で最も読み返したのは『トキワ荘青春日記』(光文社版)。のちに再刊された時は、F先生による欄外オモシロ頭注およびトキワ荘仲間との鼎談がバッサリ削られていて「これじゃない」と嘆いたものだ。
「水木先生が『ビッグコミック』に八十九歳で『ゲゲゲの家計簿』を連載された、と聞いてビックリしました。僕もこれで、最高齢の現役漫画家になるのは諦めました」とあるが、是非とも記録を更新していただきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
藤子不二雄はもちろん、手塚、赤塚、石ノ森、巨匠たちの横顔が垣間見える貴重な本。
漫画家をやめようとする赤塚に五万円渡して
思いとどまらせるテラさんの話と、
手塚の病床の様子が印象に残った。 -
人となりがよくわかり、何度も読みたくなる人生観。面白い。Fよりも謙虚
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藤本弘氏とのコンビの共同ペンネーム「藤子不二雄」で漫画家デビューを果たして以来、歩み続けた漫画家人生六十余年!その寄り道回り道、波瀾万丈の「まんが道」をユーモアたっぷりに綴る。
単行本「78歳いまだまんが道を…」刊行後の三年間を加筆、改題したファン待望の文庫版。(親本は2012年刊、2015年再編集改題文庫化)
・序 章 明日には明日の風が吹く
・第一章 漫画家を志す
・第二章 疾風怒濤の時代
・第三章 まんが道の分岐点
・第四章 人生の分岐点
・第五章 漫画家人生六十年
。終 章 七十八歳いまだまんが道を…
・文庫版への少し長いあとがき
・藤子不二雄A略年譜
・聞き手あとがき 小梶勝男
藤子不二雄マンガに慣れ親しんで来た世代としては、全てが面白い。コンビを解消しそれぞれの道を歩むところでは「子供漫画が苦痛になってきた」A氏と、「いつまでも童心を持ち続けていられた」F氏(p113)の作風の違いや、「ドラえもんの人気が爆発したころ、このままだと、藤本氏のマネジャーかアシスタントをやるしかないのではと悩んでいた」(p124)ことなどが語られている。コンビを解消するエピソードはしんみりさせられる(p183) -
藤本弘氏との共同ペンネーム「藤子不二雄」で漫画家デビュー以来、歩み続けた漫画家人生六十余年! その波瀾万丈の「まんが道」をユーモアたっぷりに綴る。