アリゾナ無宿 (中公文庫 お 87-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 48
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122063297

作品紹介・あらすじ

一八七五年、アメリカ合衆国アリゾナ。人の命が、銃弾一発より軽い世界。幼い頃に両親が虐殺され、義父に虐待されながらも生きてきた少女。射撃の名手にして賞金稼ぎを生業とする男。記憶を失い、ハコダテから流れ着いたサムライ。偶然出会った三人が賞金稼ぎのチームを組み、凶悪な"お尋ね者"を追う旅に出るはめに…。

感想・レビュー・書評

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  • だいぶというか無茶苦茶面白いです。ストーン、サグワロ、ジェニファ…彼ら3人が主役の西部劇。それぞれのキャラの個性と絡みがアメリカンジョークも入って凄く楽しい笑 賞金稼ぎの話なので勿論腕も立ち、また生い立ちが謎めいていたりで… 次作も楽しみです。

  • 時は1875年(明治8年)。稀代の早撃ちガンマンとハコダテからながれついたサムライ、そしてしたたかな小娘が追うのは、賞金つきのお尋ね者。

  • 普通にシリーズ一作目としたら面白かったです。
    少しうまく進みすぎてね?とは思ってしまいますが、それを忘れさせる物語はさすが。

  • 2017 3 22

  • 久しぶりの逢坂剛。今回は、西部劇。

    西部劇のイメージ、雰囲気が目に浮かぶよう。語り部が少女なのは珍しいが、テンポよく読めてミステリ要素もあり、ドラマもあり、山場もあり、ユーモアもある・・・よくできたエンタテイメント。

    つい先日、書店に平積みされていて面白そうだと思った文庫本のタイトルを覚えておいて図書館で借りた単行本は、初版が2002年とのこと。ずいぶん古い作品だが、なぜそれが今、文庫で平積み(書店のイチオシ)されていたのかが不思議だが・・・。逢坂剛フェア 的な感じなのかな?

    続編もあるらしい。読んでみよう。

    ★3つ、7ポイント。
    2017.01.26.図。

    ※今回はハードカバーの方を読んだのだが・・・、文庫の巻末解説者は堂場瞬一さんだとのこと。読みたい。
    でも・・・中高生が漫画雑誌を立ち読みするかのように、小説の立ち読みをするのも気が引けるしなぁ。。。

  • 時は一八七五年。合衆国アリゾナ。身寄りのない一六歳の少女は、凄腕の賞金稼ぎ、謎のサムライと賞金稼ぎのチームを組むことに!?〈解説〉堂場瞬一

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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