- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122065758
作品紹介・あらすじ
漱石、荷風、安吾、太宰、潤一郎ら16人の作家と白秋、中也、朔太郎ら8人の詩人の作品を厳選。酒に託された憧憬や哀愁がときめく魅惑のアンソロジー。
収録作品屠蘇……夏目漱石「元日」どぶろく……幸田露伴「すきなこと」ビール……森鴎外「うたかたの記」食前酒……岡本かの子「異国食餌抄」ウィスキー……永井荷風「夜の車」ウィスキーソーダ……芥川龍之介「彼 第二」クラレット……堀辰雄「不器用な天使」紹興酒……谷崎潤一郎「秦准の夜」アブサン酒……吉行エイスケ「スポールティフな娼婦」花鬘酒……牧野信一「ファティアの花鬘」老酒……高見順「馬上侯」ジン……豊島與志雄「秦の出発」熱燗……梶井基次郎「冬の蝿」からみ酒……嘉村礒多「足相撲」冷酒……坂口安吾「居酒屋の聖人」禁酒……太宰治「禁酒の心」●諸酒詩歌抄上田敏「さかほがひ」与謝野鉄幹「紅売」吉井勇「酒ほがひ」北原白秋「薄荷酒」木下杢太郎「金粉酒」「該里酒」長田秀雄「南京街」高村光太郎「食後の酒」中原中也「夜空と酒場」萩原朔太郎「酒場にあつまる」」
感想・レビュー・書評
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酒に関する短編、随筆など。
共通の「酒」によって、作家の個性と時代が見えてくる。 -
どぶろく 幸田露伴「すきなこと」
風流をもって極好を凌がんとし、極好をもって風流を圧せんとするものは、馬糞を牡丹餅より甘しとなし、作り花を花よりよしとおもう人ならむ、馬糞風流阿呆極好ああすかぬこといの。 -
漱石、鴎外、荷風、安吾、太宰、谷崎ら16人の作家と白秋、中也、朔太郎ら9人の詩人の作品を厳選。酒に託された憧憬や哀愁がときめく魅惑のアンソロジー。