歌丸 不死鳥ひとり語り (中公文庫 か 87-1)

著者 :
制作 : 長井 好弘 
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 42
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122066229

作品紹介・あらすじ

貧乏だけど志はあった青春時代から噺の面白さを世に伝える現在まで、粋なひとり語りが一冊に。多彩な芸談義「あたしのネタ帳」と口演速記『ねずみ』も収録

感想・レビュー・書評

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  • 自伝については、若い頃、特に今輔師匠との関係が興味深い。ただ、それよりも、様々なネタについての歌丸師匠の思いが語られているのが興味深かった。落語聞いているだけでは見えてこない世界や思い、こだわりが分かると、落語の聞こえ方がまた変わるなあ

  • 人柄がよく出ていてテンポ良く読める。
    死んでしまってからハマるとは悲しい。
    生で見る機会はもう金輪際ないと考えると後悔が湧き上がる。

  • 「あのね、この本は、本当に面白いですよ。なんたって、中身は全部あたしが喋ったことなのに、あたし自身が読んで笑ってしまうんですから。」

  • 貧乏だけど志はあった青春時代から噺の面白さを世に伝える現在まで粋なひとり語りが一冊に。多彩な芸談義「あたしのネタ帳」と口演速記『ねずみ』も収録。

  • 桂歌丸の一代記。歌丸師匠の落語そのものはあまり聞いたことがなかったけれども。笑点出演以後は人気者の印象が強いが,師匠を替えざるを得なかったあたり苦労なさっている。付録に2017年に演じた「ねずみ」の口演速記を採録。文庫版の後書きを記したのは2018年6月で,亡くなる1か月ほど前。ご冥福をお祈りします。

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著者プロフィール

桂歌丸(かつら うたまる)本名:椎名巌(しいな いわお)
1936年(昭和11年)8月14日―2018年(平成30年)7月2日 
1951年五代目古今亭今輔に入門。
のち四代目桂米丸門下に移り、1968年に真打昇進。
演芸番組『笑点』(日本テレビ)の放送開始から大喜利メンバーとして活躍し、2006年(平成18年)5月21日から2016年(平成28年)5月22日まで同番組の5代目司会者を務めた。
同日付で終身名誉司会者に就任し、没後は永世名誉司会者に名称が変更された。

2004年落語芸術協会五代目会長就任。
2005年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
二代目横浜にぎわい座館長に2010年に就任。

「2020年 『桂歌丸 正調まくら語り 芸に厳しく、お客にやさしく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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