星になれるか (中公文庫 い 2-8)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122068919

作品紹介・あらすじ

『傷痕の街』で作家デビューした越路玄一郎。野坂昭如との出会い、吉行淳之介、長部日出雄とのバンコク旅行、そして直木賞受賞。その後訪れた睡眠薬中毒と小泉喜美子との離婚。自身が再起へ向かう姿と、一九六四年~七八年の綺羅星のような作家たちの活躍を描く、ハードボイルド作家の自伝的長篇小説完結編。

〈解説〉郷原宏

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  • 『傷痕の街』で作家デビューした越路玄一郎。野坂昭如との出会い、吉行淳之介、長部日出雄とのバンコク旅行、そして直木賞受賞。その後訪れた睡眠薬中毒と小泉喜美子との離婚。自身が再起へ向かう姿と、一九六四年~七八年の綺羅星のような作家たちの活躍を描く、ハードボイルド作家の自伝的長篇小説完結編。

    バンコク旅行のくだりが長い。小説執筆の裏話をもっと期待していたのだが。

  • 越路玄一郎という作家を主人公にしたお話で、直木賞を取るまでの苦労話や吉行淳之介ら作家たちとの交流、睡眠薬に耽溺した生活など、実話なのかなあ、でも越路玄一郎って聞いたことがないしといぶかりながらも読了。調べるとその名前の作家はおらず、解説によると著者生島治郎がモデルのようだ。文壇小説というのかなあ。そこそこ面白かったが、さほど面白かったわけでもない。

  • 直木賞受賞、睡眠薬中毒、そして再起へ。一九六四〜七八年の綺羅星の如き作家たちの活躍を描く戦後ミステリ裏面史。『浪漫疾風録』完結編。〈解説〉郷原宏

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著者プロフィール

生島治郎

一九三三(昭和八)年中国・上海生まれ。本名・小泉太郎。早稲田大学第一文学部卒業。五六年早川書房に入社。都筑道夫の後を受け『エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)』の編集長を務めるが、小説執筆のために退社。六四年『傷痕の街』でデビュー、六七年『追いつめる』で第五七回直木賞を受賞。八九年から九三年まで日本推理作家協会の理事長を務めた。二〇〇三(平成一五)年死去。そのほかの作品に『黄土の奔流』『夢なきものの掟』『片翼だけの天使』などがある。

「2020年 『星になれるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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