関ケ原合戦-戦国のいちばん長い日 (中公文庫 ふ 51-1)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122071032

作品紹介・あらすじ

慶長5年(1600)9月15日、中世から近世へ、豊臣から徳川へ、天下分け目の戦いが行われた。日本列島のすべてを巻き込んだ、この〝戦国のいちばん長い日〟は、一体どんな一日だったのか。家康の覇権確立への戦略を軸に、武将たちの権力闘争の実態を追究して、さまざまな野望が渦巻く東西両軍の人間模様を描き出す。15万の軍勢の激突を、臨場感を持って再現し、戦国乱世の時代像を24時間に凝縮する、迫真の歴史ドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  • 関ヶ原の戦いをドキュメント形式で描く。極力史料に基づき、時系列で構成されており、その日(前後も含むが)何時に誰かどう動いて、何が起こり、いかに推移したかがわかり易い(ただし史料自体の信憑性は別)。当時の合戦の実態についての説明も良い補足になっている。過剰な演出は無いが、戦場の活写にはリアルさがあり、小説的な面白さだった。40年前の著作ながら、古さを感じないのは、考証がしっかりしている証左と思う。

  • 日本史上最大の決戦。歴史を決した24時間、迫真のドキュメント
    戦国のいちばん長い日は、どんな一日だったのか。時々刻々を臨場感あふれる筆致で活写する。

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著者プロフィール

二木謙一

一九四〇年東京生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。専門は有職故実・日本中世史。國學院大學教授・文学部長、豊島岡女子学園中学高等学校長・理事長を歴任。現在、國學院大學名誉教授。八五年『中世武家儀礼の研究』でサントリー学芸賞を受賞。NHK大河ドラマの風俗・時代考証は「花の乱」から「軍師官兵衛」まで一四作品を担当。主な著書に『徳川家康』『中世武家の作法』『武家儀礼格式の研究』『時代劇と風俗考証』『戦国武将に学ぶ究極のマネジメント』など。

「2021年 『関ケ原合戦 戦国のいちばん長い日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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