此一戦-日本海海戦記 (中公文庫 み 55-1)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122073104

作品紹介・あらすじ

皇国の興廃、此の一戦にあり。バルチック艦隊を撃滅した大海戦に水雷艇艇長として従軍した水野は、後に東郷ターンといわれた敵前大回頭、艦内水兵の会話、秋山真之が敵艦に乗り込み降伏を迫る場面など戦闘の実像を描く。両艦隊比較表、戦闘航跡図、艦艇図版を掲載。櫻井忠温『肉弾』に並ぶ日露戦ルポルージュの白眉。〈解説〉長山靖生

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  • 皇国の興廃、此の一戦にあり。水雷艇艇長として従軍した著者が敵前大回頭を臨場感をもって描く。櫻井忠温『肉弾』に並ぶ日露戦ルポの白眉。〈解説〉長山靖生

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著者プロフィール

水野広徳
一八七五(明治八)年、愛媛県生まれ。海軍兵学校卒。水雷艇の艇長として日露戦争に従軍、戦後軍令部出仕となり、日露海戦史編纂に従事。一九一一(明治四四)年、『此一戦』を博文館から刊行、ベストセラーとなる。一四(大正三)年、日米架空戦記『次の一戦』を刊行するが、絶版処分に。その後、欧州留学や視察で第一次世界大戦の惨状を直視、二一(大正一〇)年に参政権付与を提言した「軍人心理」を寄稿し、謹慎処分を受け、海軍の職を辞した。以後軍縮運動に身を投じ、日米戦争を分析し日本の敗北を断言した『新国防方針の解剖』を発表、以後、「中央公論」「改造」誌上にて日米不戦論、軍部大臣現役武官制廃止などで健筆をふるい、さらに統帥権独立憲法違反論を主張するなど、当局の監視下、平和主義的軍事評論家としての姿勢を貫いた。著書に『次の戦争』『海と空』『秋山真之』『秋山好古』など。近年には『水野広徳著作集』(全8巻 1995)が刊行された。

「2023年 『此一戦 日本海海戦記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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