制限戦争指導論 (中公文庫 フ 18-1)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122073722

作品紹介・あらすじ

第一次世界大戦下で陸軍の機甲化を初めて提唱したイギリスの軍人・戦略家が、絶対主義時代下の制限戦争からナポレオン戦争、南北戦争、革命戦争を経て、無制限戦争に至った二度の大戦までを分する。また戦争の勝利のみに拘ったクラウゼヴィッツを批判し、戦争の目的は勝利ではなく、早期決着・和平にあるとした異色の戦略論。〈解説〉石津朋之

第一章 絶対君主の制限戦争  

第二章 無制限戦争の復活  

第三章 ナポレオンの戦争  

第四章 クラウゼヴィッツの理論 

第五章 産業革命の影響  

第六章 アメリカの南北戦争 一八六一― 一八六五年  

第七章 モルトケ、フォッシュ、ブロッホ  

第八章 壊滅的(ハルマゲドン)大決戦の根底  

第九章 第一次世界大戦における戦争指導

第十章 レーニンとロシア革命

第十一章 ソビエトの革命戦争

第十二章 二〇年間の休戦  

第十三章 第二次世界大戦における戦争指導  

第十四章 平和の問題  

解説 石津朋之

感想・レビュー・書評

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  • 「The Conduct of War, 1789-1961」の翻訳(2023/05/25発売、1540E)。

  • 第一次大戦下で陸軍の機甲化を初めて提唱したイギリスの軍事史家が、戦争の目的は勝利でなく早期決着・和平にあるとした異色の戦略論。〈解説〉石津朋之

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著者プロフィール

J・F・C・フラー
一八七八年生まれ。イギリス陸軍軍人、軍事思想家。第一次世界大戦で参謀将校を務める。一七年、カンブレ戦車突破戦、一九年、敵の縦深陣地を攻勢する「一九一九年計画」を立案。戦後は陸軍省に勤務し、戦車の研究に取り組み『機甲戦』を発表、電撃戦の戦術理論を初めて構築するが、騎兵戦を主流とした上層部と反戦機運からは受けいられず左遷され三三年に軍を辞職。その戦術は第二次世界大戦でドイツのグデーリアンによって実践された。著書にThe Foundations of the Science of War(戦争科学の基礎 一九二六)、A Military History of the Western World, 3 vols. (西方世界の決定的戦闘及びその歴史に及ぼした影響 一九五四-六)六六年没。

「2023年 『制限戦争指導論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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