窯変源氏物語 Tome6

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  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124030068

作品紹介・あらすじ

千年の時の窯で色を変え、光源氏が一人称で語る橋本源氏-絢爛豪華に登場。

感想・レビュー・書評

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  • 「朝顔」「乙女」「玉鬘」「初音」

  • 源氏物語より「朝顔」から「少女」「玉鬘」「初音」まで。

    橋本源氏の源氏視点によるややもすれば助長的というかしつこいというかくどいというか、この文調にもだいぶ慣れてきた6巻目ですw

    朝顔の斎宮の見事なまでの「私は貴方とどうこうなるきはありませんから!絶対!死んでも!マジありえませんからっ!」と言わんばかりの態度にこれはこれでかっこいい(*´∀`)と源氏よりも誰よりもむしろ男らしいところに惚れ惚れします。

    そしてお話は玉鬘十帖へ。
    まだこの巻では源氏は親らしからぬ不届きな真似はしていません。
    でもこれからあのエロジジイ全開でねっちょりしつこく気持ち悪いくらいの執拗さを見せられるのかと思うと7巻読むのヤだなぁ・・・となりますがそこは橋本源氏。
    また違った見せ方をしてくれるかもしれません。

  •  覚え書き。
    斎宮、斎院にはあえなく玉砕。
    夕霧くん右往左往。
    玉鬘のお姫様。
    宴の描写が華やかで、次々に綴られていく様子はお姫様方の装束のカタログでも見せてもらってるよう。壮観。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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