作品紹介・あらすじ
この国を動かしてきた、顔の見えない人々の誇りと驕り。
感想・レビュー・書評
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目次タイトルだけでも楽しくなります。官僚のヒゲから坊主頭の盛衰、パーキンソンの霞ヶ関、高文の発足、出世の構図(帝大、高文の成績と出世、内務省と大蔵省の場合、政友会との関係)、革新官僚の時代、内務省解体...。若き日の岸信介、福田赳夫、宮沢喜一たちだけでなく、戦後社会党に入りリーダーとなる和田博雄、勝間田清一などの官僚時代。江戸時代はヒゲを生やしている人はほとんどいないのに、明治になって増えた訳、ご存知でしょうか?もう一度ゆっくりと楽しんでみたい本です。
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著者プロフィール
1944年生まれ。東京大学法学部政治学科卒業。東京都立大学教授を経て、現在、國學院大学教授。専攻は行政学、日英近代政治。著書に『英国貴族と近代』(東京大学出版会)、『貴族の風景』(平凡社)、『王室・貴族・大衆』(中公新書)、『江戸は夢か』(ちくま学芸文庫)、『ラスキとその仲間』(中公叢書)、『日本の近代13 官僚の風貌』(中央公論新社)、『丸山眞男』(ちくま新書)などがある。
「2012年 『読書三酔』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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