白亜宮の陰影―デルフィニア戦記〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)
- 中央公論新社 (1994年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125002767
作品紹介・あらすじ
緒戦の大勝利にもかかわらずウォルの陣幕は沈んでいた。王冠を棄て軍を解散せよ、さもなくばフェルナン伯爵の命は保証しない-。大義のため養父を見捨てるかペールゼン侯爵の専横に屈するか。苦悩の選択を迫られたウォルは逆転を賭してリィに伯爵救出を託した。難攻不落のコーラル城リィはその最深部を見指すが…。
感想・レビュー・書評
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緒戦の大勝利にもかかわらずウォルの陣幕は沈んでいた。王冠を棄て軍を解散せよ、さもなくばフェルナン伯爵の命は保証しないーー。大義のため養父を見捨てるかペールゼン侯爵の専横に屈するか。苦悩の選択を迫られたウォルは逆転を賭してリィに伯爵救出を託した。難攻不落のコーラル城リィはその最深部を見指すが……。
(1994年)
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1〜11
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おお、そういう流れかー続きが気になる
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[江東区図書館]
デルフィニア戦記3巻。
読んだのは遠い昔。デルフィニアで知った作者、続けてスカーレット・ウィザードも読んだはず。図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。
好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
大分ストーリーやラストの記憶が欠けていたスカーレットと違って、流石に何回も読み返したこちらのシリーズは割と細かいところまで覚えている、というか読んでもそうそう、と思い出せた。
★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記
★桐原家~、もものき~ -
デルフィニア戦記シリーズ3冊目。
コーラルの地下牢に捕らえられたままのフェルナン伯爵を救い出すため、リィとドラ将軍の娘であるシャーミアン、前作の作戦で捕らえたルカナン大隊長を連れていざコーラルへ。
フェルナン伯爵とつかの間の再会と最後のひとときを過ごしたウォルですが、その裏ではウォルが前国王の息子ではないという話をウォルのいとこで次期国王候補のバルロから味方にもたらされ動揺が。
信じるか信じないか。たとえ事実だとしても現国王ウォルについて行くべきか。
その葛藤具合もウォル自身のカリスマ性をうなずけるものとして先がますます楽しみになりました。 -
フェルナン伯爵…
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デルフィニア戦記3。
二人きりだった戦いも国王軍と呼ばれるほどの部隊に。
勢いに乗る国王軍に対し、父の命を餌に降伏を迫る。
ウォルの下した決断とは。
一個人としての感情と、兵を率いる者としての判断。
背負うものが大きければ大きいほど、その苦しみも大きい。
やるせない。 -
いろんなことがぽんぽんとうまくいく話かと思ってたのに…フェルナン伯爵…。悲しい。ウォルって延王みたい。延王と六太の絡みも読みたくなる。
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戦いの攻防も面白いが何と言ってもフェルナン伯爵の救出とウォルとの別れが圧巻だった.