夜の展覧会 (C・NovelsFantasia か 1-47 クラッシュ・ブレイズ)
- 中央公論新社 (2007年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125010014
作品紹介・あらすじ
リィはその絵の前でぽかんと口を開けていた。横にはシェラもいたが、同じく困惑の表情である。絵の題は『暁の天使』「…ルーファだよな?」「わたしにもそう見えるんですけど…この制作年代を見てください」ありとあらゆる常識を無視して存在する人だが、三百年も前の絵にその顔が描かれているとなると、いくら何でも理解の範疇を超えてしまう。三百年前に死んだ画家が残した遺書"まだ見ぬ黄金と翠緑玉の君へ。余は『暁の天使』を君に贈る"絵を見上げて、誰が見ても天使と言うに違いない少年は大真面目に呟いた。「このまま持って帰ったらだめかな?」そして、この連邦の至宝は消失する。誰もが、緑に輝く瞳を脳裏に浮かべ、「もしや」と考え、そして-。
感想・レビュー・書評
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面白かったです(^_^)
今回出張っていたのはアーサー。
いやー、アーサーの息子大好きは知っていましたが、リィの方も彼なりに父親を愛しているのが随所に出ていて、微笑ましかったです。
しかし無茶するよ、アーサー。
ああ、リィの父親だなぁ…と思ったこともしばしば。
最初の展開から言って、一体どういう決着がつくのかと思っていたけど、やっぱり二転三転して「こう来たか!」と思うことが三回ほど。
やっぱ面白いな、茅田さん。
怪獣夫婦が美術鑑賞に行ったかどうかが気になるところです。
それ以降、本編には触れられていなかったので。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アーサー大活躍?の巻。リィたちの迂闊感は否めないけど、おもしろかったからよし。
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[2021年4月現在、江戸川区にあり。
墨田区には、1巻のみ。
江東区には、1,4,5,9,10,11,12,13巻の8冊のみ。]
クラッシュ・ブレイズ9巻。
デルフィニア戦記とスカーレット・ウィザードで知った茅田砂胡。
人生の転換期を経てから全くこの手の本を手に取る機会がなくなり、子供が出来てから復活した読書は主に幼児本と育児&家庭本、ついで勉強本といった感じで、それこそ10年ぶりにまたファンタジーの世界を再読するようになったら、、、色々出てる!多少は題名を耳にした気もするけれど、そもそもスカーレットの外伝とか、デル戦も外伝2から恐らく読んでいなかった模様。読み進めるべきシリーズを書き留めておこう。
てっきり絵をすり替えるのかと泥棒稼業にわくわくしていたのは一瞬。あれ?ケリー達も観に行ったんだよね?そのくだりは無視か、、、
結局出て来たのはドミニクの幽霊と強欲というか、憑りつかれてしまった館長。でもやはりこの巻はアーサーの活躍?巻でしょう!!暁の天使の絵は挿絵で見たし、表紙絵は特にシェラがマンガチックになりすぎていてちょっとだったし、いっそ表紙絵もアーサーにしてあげればよかったのに!と思ってしまった。
★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記
★桐原家~、もものき~ -
夜の展覧会
200226読了。
今年24冊目今月14冊目。
#読了
#夜の展覧会
#茅田砂胡
ミステリ要素強め。
ルウが描かれたあの「暁の天使」が盗まれた。
リィには真贋が明瞭に判断できるが。
専門家の審美眼とのズレが面白い。
アーサーいじられ、体張る。お父さんと呼ばれて有頂天。
タイトルの情景が素敵。
最後の終わり方も素敵。
課題本も読まねば。
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201704
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201705読破