南洋争覇戦 2: 鋼鉄の海嘯 (C・Novels 55-59)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125010526

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    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    半年間を掛け、以前よりも戦力を拡大した米軍は前作戦「トライデント」の失敗を反省し、中部太平洋海域における日本海軍の重要拠点であるトラック島、マーシャル諸島を集中攻撃する作戦「モーニング・スター」を発動する。
    一方で緒戦で米軍の攻勢を凌いだ日本軍も米軍が再び襲来することを見越し、新型艦上戦闘機「天風」の配備、電波探信儀の設置に加え、盟邦ドイツから伝授された戦術「群狼戦法」の導入、航空母艦への戦闘機数を大きくした配備などの運用面でも洗練されてきている。
    両軍の衝突は潜水艦による前哨戦に始まり、トラック島沖での航空戦、米水雷戦隊による夜戦という形で推移している。
    日本軍は空母一隻、戦艦二隻が戦闘不能、米軍は空母三隻が戦闘不能、戦艦は無傷といった感じで着々と戦艦による艦隊決戦の時が迫ってきていることを強く感じた。
    今回は米戦艦群は最新鋭の上に数の上でも差があまりない。日本海軍の秘密兵器「酸素魚雷」も夜戦での戦果を読む限りは活躍できるか怪しい。どうなるのだろうか。
    また、欧州情勢は混迷を深めているようだクーデターの発生したソ連では一部地域の独立しているようだし、ドイツは勢力を拡大しているようだ。
    日米戦争の結果がどのような影響を与えるやら

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著者プロフィール

横山信義
1958年生まれ。長野県出身。東京工業大学卒。本田技術研究所勤務の傍ら『鋼鉄のレヴァイアサン』で作家活動を開始。著書に『八八艦隊物語』『修羅の波濤』『修羅の戦野』『蒼海の尖兵』『海鳴り果つるとき』『砂塵燃ゆ』『ビッグY』『零の守護者』『戦艦「大和」最後の光芒』『擾乱の海』『南海蒼空戦記』『旭日、遥かなり』『不屈の海』『蒼洋の城塞』などシリーズ多数。

「2023年 『連合艦隊西進す6 北海のラグナロク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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