南海蒼空戦記4 - 太平洋艦隊強襲 (C・Novels 55-86)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125013497

作品紹介・あらすじ

イタリアに進攻する連合軍機甲部隊を突如ドイツ軍新型戦車が襲撃した。ソ連の技術を呑み込み強大化するドイツの脅威に憂色を深める連合軍。窮地に立たされた米軍は戦局を一挙打開すべく、メジュロより機同部隊を出撃させる。連合艦隊は戦力を結集してこれを邀撃、硫黄島上空で熾烈な航空戦を繰り広げるも、米軍の意図は別にあった!「サウスダコタ」「インディアナ」を中心に編成した別働隊をルソンに派遣していたのだ。それを察知した海軍は「金剛」以下四隻の戦艦で迎え撃つ。暗夜に轟く水上砲戦の軍配は果たして-。

感想・レビュー・書評

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  • T34/88など、ソビエトの技術を取り入れちゃったドイツ戦車の脅威に膠着するイタリア戦線。ソビエトの技術はドイツ1!そして、米海軍太平洋艦隊と米陸軍戦略航空軍20AFは先の敗因を巡り険悪な雰囲気。[more]政治上の理由から、マニラに孤立する米軍将兵4万名救出作戦を強要される米太平洋艦隊とフィリピン逆上陸と誤解したまま対処を進める帝国海軍。陽動の硫黄島強襲とあわせ、貴重な戦力と少なくない将兵を失いながらも作戦を成功させ、陸海軍のわだかまりを消失させた米軍に、ついにB29が!(先行量産機?)
    次はもう帝国海軍全力でマリアナ奪回を目指すわけか

  •  いよいよ末期感が出てきた。遂に最も恐れていたB29が出現。圧倒的な力を見せつける。一方の海戦も果たして勝利したと言えるのか。撃ち合いでは勝つことができ、日本側が想定している米国の作戦を阻止したかのように見える。しかし米国側の作戦は全く異なるものであり、その作戦も成功している。双方で作戦成功という形になったが、戦略レベルで見れば明らかに米国側の勝利である。そしてB29。もはや後がなく、最後の大勝負といったところか。

  • 連合艦隊は米軍の硫黄島来襲阻止に向けて戦力を結集、硫黄島上空で熾烈な航空戦を繰り広げる。だが、米軍の意図は別にあった!? 暗夜に轟く水上砲戦の軍配は果たして――。

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著者プロフィール

横山信義
1958年生まれ。長野県出身。東京工業大学卒。本田技術研究所勤務の傍ら『鋼鉄のレヴァイアサン』で作家活動を開始。著書に『八八艦隊物語』『修羅の波濤』『修羅の戦野』『蒼海の尖兵』『海鳴り果つるとき』『砂塵燃ゆ』『ビッグY』『零の守護者』『戦艦「大和」最後の光芒』『擾乱の海』『南海蒼空戦記』『旭日、遥かなり』『不屈の海』『蒼洋の城塞』などシリーズ多数。

「2023年 『連合艦隊西進す6 北海のラグナロク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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