天使たちの課外活動8-ガーディ少年と暁の天使(下) (C・NovelsFantasia か 1-77)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125014326

作品紹介・あらすじ

口外無用の誓約書を出させても噂はひっそりと広がっていった。超絶においしい料理を提供するのに、その存在を声高に語ることのできない不思議なレストランのことだ。

オープンから一カ月、二カ月と過ぎれば、いくら口止めしても「テオドール・ダナー」の名声は静かに広がっていく。そしてその評判は、料理長テオの誘拐(未遂か?)や、エレメンタル美術館への強奪事件へと発展していく。
おいしいご飯とそれを食するに最もふさわしい空間を飾る名画を守るため、敢然と(余裕で?)立ち向かうルウ・リィ・シェラの三天使。連邦主席直属特殊部隊をも巻き込んで大がかりな課外活動が始まった。

読売新聞オンライン連載作品を大幅加筆し、上下巻として連続刊行。

感想・レビュー・書評

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  • 「テオドール·ダナー」も後半に入り、安定して料理と装飾品に打ちのめされる新たな客が出る傍らでちょっとした事件も。テオが拉致?されたり因縁の強奪事件が起きたりで前巻の不穏な煙はやはり発火。でもしっかり天使達が活躍して上手く収めるのは鉄板の流れ。でもそのスカッと感を求めて読んでるのよねこのシリーズ。最終日後の慰労会でガーティ少年が誰か判明する流れはちょっと素敵だった。テオ料理に関しては異次元過ぎだろう…。前巻最後に登場した怪物夫婦の活躍話がなくて拍子抜けしたけど別作品なのね。そりゃ1エピソードで収まる訳ないか。

  • 面白かった、ほんと面白かった。茅田本好きすぎる。
    カーディかガーディかはともかく(笑)、最初のカラーイラストがもう、良いんです。登場人物の中で美形キャラではないですが、このチョイスがうれしい。鈴木理華さんの作品好きですわ。最後の打ち上げ(笑)ディナーの様子はもう感動しかないですねぇ。帯の煽り通り、最終日、奇跡がおきますんですわ。もったいないのに一気読みしてしまいましたわ。これから上巻から2巡目行っときます。

  • タイトルにあるガーディ少年全然出てこないなと思いながら読んでると最後にその謎が分かりました
    彼にとって素晴らしい奇跡でした

    食事を美味しく食べるには環境も状況も大きく作用しますよね
    食事が楽しくなかった少女の今後の食卓に幸あれです

  • ガーディ少年て誰?と思ってたらなるほど

  • 一番最初に
    美味しいと言って言ってくれた人を
    忘れずに覚えているって
    名前がわからなくても
    あの時間と
    あの顔は
    忘れられない、
    これで良いんだと思える時
    自信が持てた時
    どんな人にも最初の一歩はあるのだから

  • 面白かったけどほぼレストランで終わるストーリー。

    事件は天使の絵盗難未遂のみ。もっと活劇が欲しい。

  • あー、それほど美味しい料理は、そもそもこの世に実在するのかな。いやでも、一度食べてしまったら他で外食する気なくなりそう。

  • 最後の最後で、色々と納得。楽しかったです。

  • そして、無事の閉店。

    上品に面倒な事を『お願い』してくる客やら
    誘拐されてみたりするやら。
    ちまちまとした事件の積み重ねでしたが
    大規模なものはなく。
    某夫婦にお願いしていた物品が届いたり
    その後始末(?)があったり。

    完全なる後日談、ものでした。
    面白くはありましたが…次の何かのフラグだろうかと
    思うような終了でした。

  • 茅田砂胡新刊連続刊行! 3カ月限定のシティ出張店は無事最終日を迎え、ティラ・ボーンの新装店に戻れるのか!?

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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