比較文明 (UP選書 243)

著者 :
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130020435

作品紹介・あらすじ

近代の「科学革命」に始まり,西欧が「世界」であった時代が終ろうとしている.本書は,古代文明からの世界史のタテ軸に対して,諸文明の比較という新しい観点から全地球的な世界史を描く.興味あふれる創見に満ちみちた,著者ならではの話題作.

感想・レビュー・書評

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  • 前読んだらしいけどぜんぜん覚えていないから読みたいな。

    比較文明は人類の共存を目指す学問だ。様々な文化圏の人間の相互理解によってその目標は達せられる。

    世界の一地方である「西欧」が世界のすべてだった時代は数世紀ばかりの特殊な時代に過ぎない。二つの大戦を経て、「近代」は終わり、「非西欧の復権」の現代がやってきた。

  • 梅棹忠夫の「文明の生態史観」に続く第二世代の文明論者による入門書。著者の専門である科学史についての考察は、本邦で稀にみる体系的なもの。37頁の全地球的文明史の時空的枠組みも汎用性が高い。

  • (1993.12.21読了)(1985.11.01購入)

    ☆関連図書(既読)
    「科学と現実」伊東俊太郎著、中央公論社、1981.12.20

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著者プロフィール

伊東俊太郎
1930年東京生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。Ph.D.(科学史・米国ウィスコンシン大学)。東京大学教養学部教授、国際日本文化研究センター教授を経て、東京大学名誉教授・国際日本文化研究センター名誉教授・麗澤大学名誉教授。日本科学史学会会長(2001-09年)、日本比較文明学会名誉会長、国際比較文明学会名誉会長。著書『文明と自然』(刀水歴史全書、2002年)、『十二世紀ルネサンス』(講談社学術文庫、2006年)、『近代科学の源流』(中公文庫、2007年)、『新装版 比較文明』(東京大学出版会、2013年)など。共著『思想史のなかの科学 改訂新版』(平凡社ライブラリー、2002年)など。全集『伊東俊太郎著作集』(全12巻、麗澤大学出版会、2008-10年)。2020年文化功労者。

「2022年 『人類史の精神革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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