規範としての民主主義・市場原理・科学技術: 現代のリベラルアーツを考える
- 東京大学出版会 (2021年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130033916
作品紹介・あらすじ
グローバル化し,めまぐるしく変わりゆく世界をどのように理解し,考えるべきなのか? 現代を生き抜くための基礎的素養として三つの規範を,15の講義でわかりやすく解説した必読書.
感想・レビュー・書評
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リベラルアーツの重要性を強調するのは大いに結構であるが、その活かし方はもう少し考えたほうがよいのではないか。
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東2法経図・6F開架:002A/F68k//K
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【書誌情報】
藤山知彦 編著
吉川弘之 監修
日本産学フォーラム 監修
税込2,860円/ 本体2,600円
出版年月日:2021/10/28
9784130033916
A5 384ページ
グローバル化し,めまぐるしく変わりゆく世界をどのように理解し,考えるべきなのか? 現代を生き抜くための基礎的素養として三つの規範を,15の講義でわかりやすく解説した必読書.
〈http://www.utp.or.jp/book/b590056.html〉
【目次】
監修者の言葉(吉川弘之)
はじめに(藤山知彦)
プログラム解説(藤山知彦)
I リベルアーツの基本的視点
第1講 グローバリズムの規範とその揺らぎ
ⅰ グローバリズムの三規範の揺らぎ 市場主義・民主主義・科学技術(藤山知彦)
ⅱ 如何にして科学技術知識を経済的価値創造に活かす(黒田昌裕)
ⅲ グローバリズムの揺らぎと科学技術(吉川弘之)
第2講 「リベラルアーツ」を文系・理系の歴史から考える(隠岐さや香)
第3講 西洋の「もの」の考え方の歴史(瀧 一郎)
II 民主主義
第4講 民主主義に関する歴史的考察(宇野重規)
第5講 民主主義とポピュリズム――「中抜き」時代の到来(水島治郎)
第6講 民主主義とAIネットワーク
ⅰ 民主主義とAI(湯淺墾道)
ⅱ 日本における民主主義と情報(西田亮介)
III 市場原理
第7講 市場原理と共感――経済学が辿ってきた道(堂目卓生)
第8講 経済政策を考える――資本主義200年の歴史と現在(吉川 洋)
第9講 マネーからみる市場原理
歴史に学ぶマネーの本質――ハイエクの貨幣発行自由化論(松元 崇)
IV 科学技術
第10講 歴史から見た科学・技術(古川 安)
第11講 生命の研究の拠り所は何か――科学と社会の関わり方を考える(橳島次郎)
第12講 人工知能技術と社会(中島秀之)
V 現代日本を考える視点
第13講 宗教との共生のために――フランスのライシテの問題点と可能性(伊達聖伸)
第14講 東洋・日本思想の独自性と日本の役割(竹村牧男)
第15講 みずから考える持続可能性とCOVID-19(沖 大幹)
結びにかえて コロナ禍と三規範(藤山知彦)
謝辞(藤山知彦)