数論・論理・意味論 その原型と展開: 知の巨人たちの軌跡をたどる

著者 :
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (736ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130101356

作品紹介・あらすじ

数とは何か――紀元前から問われてきた,普遍的な問い.数論や論理,そして言葉の意味理解をめぐって,19世紀後半から20世紀後半までこの問いに挑んできた数学者・論理学者たちの思考の足跡を,彼らが残した著作・講義録・遺稿などの詳細な解読を通してたどる.

感想・レビュー・書評

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  • 労作.デカすぎて読み通せないが,野本先生としては各トピック説明し足りないくらいだろう.だいたいDedekindからKripke, Kaplanくらいまで.論理主義・形式主義あたり確認するのにけっこう重宝しました.古典論理+アルファくらいはひととおり理解しておくべし.

  • 【書誌情報】
    著者:野本和幸
    価格:14,800円+税
    出版年月日:2019/07/30
    ISBN:9784130101356
    版型:A5 720ページ
    http://www.utp.or.jp/book/b456958.html

    【目次】
    まえがき――知の巨人たちの戦記物語

    序論 数理・論理・メタ数学の誕生と真理論・意味論の展開

    第I部 論理主義の誕生と現代論理学の創始――デデキント,ブール-シュレーダーからフレーゲへ
    第1章 デデキントの数論――論理主義の一つの出発点
    第2章 ブール-シュレーダーの論理代数的論理主義
    第3章 フレーゲの論理主義――「判断優位説」と「文脈原理」
    第4章 ラッセルの論理主義と知識論抄

    第II部 数学基礎論とメタ数学――ヒルベルトからゲーデルまで
    第5章 ヒルベルトの数学基礎論――メタ的形式主義への歩み
    第6章 完全性前史――ポスト-ヒルベルト-ベルナイスとヒルベルトの問題提起 
    第7章 ゲーデルの完全性定理および不完全性定理への予示
    第8章 不完全性定理の概要

    第III部 真理・モデル・意味論の誕生と展開――タルスキの真理論とモデル理論
    第9章 タルスキの真理定義――メタ理論の構築
    第10章 内包的意味論の展開――カルナップ・チャーチ・モンタギュからクリプキ・カプランへ
    第11章 直接指示,意味,信念
    第12章 フレーゲ再考――意味・意義・真理

    補論1 言語と哲学――言語的転回の射程
    補論2 ことばと信念序説――デイヴィッドソンとダメットを手引きに

    あとがき

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著者プロフィール

東京都立大学名誉教授/創価大学名誉教授

「2023年 『フレーゲ・ルネサンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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