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- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130120074
作品紹介・あらすじ
社会思想史学の確立のために,新しい方法とはっきりした対象をうち出している.ルネサンス的人間,宗教改革的人間,啓蒙的人間,現実的人間,社会的人間という5つの典型的人間像を設定して考察する.
感想・レビュー・書評
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ルネサンスからマルクスに至るまでの西洋社会思想史を、分かりやすく解説している本です。
「近代社会思想史」というタイトルなので、現代の社会・政治・経済に関するさまざまな思想家たちの仕事が取り上げられていないのは当然なのですが、おそらく著者には、近代社会の諸矛盾がマルクス主義によって止揚されるという、近代社会思想史に関する大きな見取り図が前提されているのではないかと思われます。そうした意味では、現代から振り返ってみると若干偏りのある記述だと読者が感じてしまう恐れがあるような気がしますが、全体的には西洋の社会思想史を1冊でたどることのできる教科書として、適当な本だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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