能楽からみた中世

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130201483

作品紹介・あらすじ

地域のなかで演じられていた芸能が,社会全体に浸透するまでにいたった背景を,作品の内容や芸能者を輩出した座の構造から明らかにする,日本中世史学の第一人者による待望の能楽論.庶民の生活に根ざしつつ,時の権力者に受容されてきた寿祝性のなかに,中世社会の特質と文化的側面を明らかにする.

感想・レビュー・書評

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  • まえがきにある通り、著者の論文集。そのため、章をまたいで重複する部分もあるし、ちょっと読み下すのが難しい箇所もある。座の成り立ちや仕組み、大和四座がどのようにして地位を向上させていったか、また、神能がどう作られていったかなど、中世の人々の信仰や商売といった営みの中の猿楽を見ることができる。(図書館)

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著者プロフィール

1934年、西宮市生まれ。滋賀県立大学名誉教授。石川県立歴史博物館館長。文学博士。専攻は日本中世史、日本女性史。文化功労者。2010年文化勲章受章。『日本中世被差別民の研究』で角川源義賞受賞。著書はほかに『中世に生きる女たち』『天皇と中世文化』『能楽のなかの女たち―女舞の風姿』など。

「2014年 『女性芸能の源流 傀儡子・曲舞・白拍子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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