シビル・ミニマムの思想

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130300230

作品紹介・あらすじ

1960年を、「明治維新」にはじまる日本の工業化の成熟期と位置づけ、「弥生」以来の農業社会から工業社会への離脱期とすら位置づける。しかし同時に、この過程で、日本の高度成長のメカニズムの破綻も国民の誰の目にもあきらかとなった。公害による自然と人間との生態学的均衡の崩壊、あるいは消費文化の肥大にもかかわらず進行した都市問題・農業問題、さらに物価問題の激化にみられる国民生活の矛盾がこれである。しかも高度成長のメカニズムが明治以来の国家の論理・資本の論理の延長であるかぎり、これを再構成して、そこからあらためて-明治100年にしてはじめて市民の論理・生活の論理を問うことを国民的課題とすることになった。本書は、このような課題をもつ市民の論理・生活の論理を著者なりに構成したものである。

著者プロフィール

1929年福井県に生まれる.現在,法政大学名誉教授.元日本政治学会理事長,元日本公共政策学会会長.
著書:『市民政治理論の形成』『現代政治の条件』『現代日本の政治的構成』『戦後民主主義の展望』『現代政治学』『シビル・ミニマムの思想』『都市政策を考える』『現代婦人問題入門(編)』『市民参加(編)』『市民自治の憲法理論』『新政治考』『職員参加(編)』『市民自治の政策構想』『都市文化をデザインする(編)』『市民文化は可能か』『社会教育の終焉』『ロック「市民政府論」を読む』『自治体の国際政策(編)』『都市型社会の自治』『昭和後期の争点と政治』『政策型思考と政治』『戦後政治の歴史と思想』『現代政治の基礎理論』『日本の自治・分権』『政治・行政の考え方』『自治体は変わるか』『都市型社会と防衛論争』『戦後政党の発想と文脈』『自治体再構築』『転型期日本の政治と文化』『現代政治*発想と回想』『国会内閣制の基礎理論』『自治体改革*歴史と対話(本書)』など.

「2010年 『自治体改革*歴史と対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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