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- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130321020
作品紹介・あらすじ
本書は現代日本の国会を中心に議会の立法過程を体系的に明らかにしようとするものである。現代の政治体制の中で議会はどのように位置づけられるのであろうか。現代の議会はどのような機能を持ち,いかなる役割を担っているのであろうか。「議会政治の危機」が叫ばれる中で現代の議会には、どのような可能性が開かれているのであろうか。このような問いかけに対して、現代日本の立法過程の全体像を浮き彫りにすることを通じて、何らかの答えを導き出そうとするのが本書の目的である。
感想・レビュー・書評
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著者は「はしがき」で、「議会やその立法過程に関する研究は、これまでもっぱら憲法学者や国会の現場で実際に立法事務に携わる人々によって担われてきた」といい、実証的な政治学の立場から日本における立法過程を考察する試みが欠けていたと指摘しています。
本書は、「行政国家現象」といったような法学的な観点からではなく、現実の立法過程のなかで従来その役割が軽視されてきた参議院や野党の影響力についてもていねいに分析し、五十五年体制下における立法過程を明らかにしています。
比較的コンパクトな本ですが、立法過程の複雑なしくみについてくわしく論じられており、おもしろく読みました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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