少年犯罪: 統計からみたその実像

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  • 東京大学出版会
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130332033

作品紹介・あらすじ

犯罪から現代日本社会を透視する。精緻なデータ分析から少年犯罪の実態に鋭く迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 2000年刊行。気鋭の刑法学者による少年事件分析。ただし、統計データの利用等、批判もあるらしいので、批判書と読み比べてみたいところ。

  • 各世代に起こった出来事を知るのにとても良い本でした。
    その出来事から犯罪の背景を考えているところも面白かったです。
    大局的な目線でのアプローチでしたので、今度はひとりの犯罪者にスポットを当てたものを読んでみようと思います。

  • 気になった点を箇条書きで。
    23ページ。各国の刑法犯のグラフが列挙されているが、グラフの原点が日本だけ1000にされている。他国は0。また、キャプションが「イギリス刑法犯変化」「西ドイツ戦後犯罪率」「アメリカ指標犯罪率の推移」「日本の戦後刑法犯犯罪率」とバラバラの用語が使われていて、具体的に何について比較すればいいのかわからない。
    37ページ。ここでも原点が異なるグラフ同士を比較させている。
    91ページで『バーチャル元年』という言葉が出現するが、一般的な言葉だとは思えない。Googleで完全一致で検索すると2ちゃんねるの過去ログらしきもの1件がヒットするだけだ。
    また、おなじく91ページで『偶然ではあるが』と前置きされている、『神戸児童殺傷事件や、豊川主婦殺害事件、バスジャック事件の犯人達が誕生』を、114ページでは『神戸児童殺傷事件、豊川主婦殺害事件、バスジャック事件の犯人が誕生した83年は、前回の少年犯罪多発のピークであった』と書いており、印象操作を感じる。
    全体的に、きっちりとした調査を行ったとは思えない部分が多く、推量で書いている印象を受けた。

  • 授業中に、さくっと読めたし、楽しい。
    2000年出版とデータは古くはなっているが、戦後に少年犯罪が起こった理由からきっちり載っている。データも統計とタイトルがうっているだけあり、豊富。
    個人的には最後のほうに載っていたアメリカでの実情がおもしろかった。やっぱり後追いなんだなー。 

  • 2009/
    2009/

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著者プロフィール

東京都立大学名誉教授

「2022年 『刑事訴訟法講義 第7版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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