官庁セクショナリズム (行政学叢書 1)

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130342315

作品紹介・あらすじ

官僚制の「病理」の淵源をさぐる。セクショナリズムという現象の複合的性格を明らかにし、解決への展望を示す。

感想・レビュー・書評

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  • 「セクショナリズムは、日本行政にとって本当に有害なのか」という問いの下、セクショナリズムの歴史的・組織的・政治的経緯を辿り、その問いの答えを探る。行政組織論の大家である著者の観点から、「組織とは、そもそもそれを構成する単位がそれぞれの目的達成のために編成された以上、共管する部分については互いに衝突するのが常であって、むしろその衝突を回避し、束ねることを目的とする」という帰結に至る。組織間・組織内対立を当然とみなした上で、「官庁セクショナリズムにいかに対応するか」を示す啓発的叢書。

  • 分類=行政・官庁・組織・セクショナリズム。06年5月。

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著者プロフィール

今村都南雄(中央大学名誉教授)

「2015年 『官僚はなぜ規制したがるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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