地球温暖化と経済発展: 持続可能な成長を考える (ECONOMIC AFFAIRS 9)

制作 : 宇沢 弘文  細田 裕子 
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130402439

作品紹介・あらすじ

多発する気象変動の報告と、経済学による理論的考察から、現在の温暖化政策の問題点を明らかにするとともに、京都会議を超えた新たな社会経済制度の設計を提言する。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/49245

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA89395489?caller=xc-search

  • 故宇沢教授らがCOP15に向けて編纂した経済学から地球温暖化問題への警鐘。

    京都議定書の枠組みや排出量取引などの仕組みは公正ではないとして、各国1人当たりの国民所得に応じた比例的炭素税の導入とその税収の国内森林保護対策への補助と途上国の持続可能な開発支援のための大気安定化国際基金への拠出を内容とする提言を行っている。

    租税原則や気候変動枠組条約に謳う「共通だが差異ある責任」と整合的と言える面があるかも知れないが、目標達成のに向けた政策効果・効率性の検証や、相対的に税負担の少ない途上国への産業移転(カーボンリーケージ)を誘発する影響をいかに排除するかなど、政策的に考える余地や実現可能性を考慮する必要があろうと思いました。

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